Wikipedia:秀逸な記事の選考/バリ島 20081129

バリ島[編集]

賛成/条件付賛成/保留/反対 3/0/0/0 2009年2月2日 (月) 01:05 (UTC) (2009年2月2日 (月)10:05(JST))までに反対意見がなければ、この項目は秀逸な記事となります。(ノート)

《推薦理由》 日本人の観光地として有名な島の地理の記事です。単純な地理の紹介だけでなく、この島の宗教、経済、文化といった知りたい情報が適切にまた簡潔に描写されているので、推薦させていただきます。また、査読依頼で一度、査読を完了させています。--Tantal 2008年11月29日 (土) 02:07 (UTC)[返信]

  • (コメント)必要な情報がほぼ網羅されており、完成度の高い記事です。しかし秀逸な記事にするために、改善していただきたい、あるいは説明を頂きたい点を3つほど。
    1. 1990年の統計を使っていたりと、情報がやや古くなっている箇所があります。できれば情報を更新していただきたいです(強く要求はしませんが努力義務があるでしょう)。また「外務省海外安全ホームページ」を参照する際は、いつ参照したのかを明示する必要があります。
    2. 「地理」の節で「この湖の水を南側に導き」の記述に要出典テンプレートが貼られています。この記述に対してピンポイントで出典を示す必要はありませんが、地形についてなんらかの出典が望まれます([吉原,2008]にすべて書かれているようでしたら申し訳ありません。)
    3. 「教育」の節では大学が2つ挙げられているのみであり、中途半端です。加筆するか、そもそも教育について特記事項がないならどこか別の節に組み入れてしまうのも手です。
--かぼ 2008年11月30日 (日) 13:39 (UTC)[返信]
バリ島記事の加筆をこのところ行っていたものです。バリ島記事の執筆者の一人として、まずはTantalさんにご推薦いただいたことに対して御礼申し上げます。かぼさん、早速の貴重なご指摘、誠にありがとうございます。むろん、私には本記事を私物化しようなどという意識はありませんが、他に対応してくださる方が現れるまで、まずは私の方で改善に努めていきたいと思います。
  1. 統計の更新、閲覧日時明記の件、了解致しました。
  2. 「この湖の水を南側に導き」の件ですが、わたくしもそのような話を聞いたことがなく、現地の友人に問い合わせても「初耳」とのことで、当該部分を執筆された方に問い合わせを行ったものの、返事をいただけておりません。除去するよりほかないのかな、と思っています。
  3. 大学に関しては「バリ島」を語る上での特筆性はないので、削ってしまっても構わないと考えます。なお「教育」関連でいえば、学校でのフォーマルな宗教教育と地域での実際の習俗との食い違いといったところが研究テーマとなっており蓄積もあるのですが、これについては、いずれ「バリ・ヒンドゥー」の記事でまとめてみようと思います。
  4. また、皆様にお伺いしたい点として、バリ島#伝承の記述をどうすればよいのか迷っています。「歴史」節を見ていただければ分かるように、この種の「伝承」は、8王国時代の支配階級が己の権勢のために紡いだ作り話にすぎません(とはいえ、この種の話を史実だと思い込んでいる現地人もいる)。「こんな話が口承で伝えられている」といった意味合いで掲載する意味はあるのかもしれませんが、この話が載っている文献が見つからないのです。
以上です。秀逸入りも大切ですが、なによりも本記事を少しでもよくしたいと考えておりますので(教育の他にバリ島#観光業のところもまだほとんど手を付けていません)、よろしくお願い致します。--Wirtz 2008年12月4日 (木) 11:22 (UTC)[返信]
(賛成)上で示した疑問点はすべて解決されましたので、賛成票を投じます。またこの記事をよりよくしたいというWirtzさんの姿勢に敬意を表します。--かぼ 2008年12月7日 (日) 03:35 (UTC)[返信]
  • (賛成)(コメント)気になった点が3点あります。2008年12月10日 (水) 04:17 版を読んでの感想ですが、最初の2つは数字についてです。あるに越したことはないなと思う点です。
  1. 記事の冒頭「1990年代以降、イスラム教徒の移民流入が進んでいる。」とバリ島#宗教の節の最後、「1990年代以降、ジャワ島を中心として数多くの人びとが、観光産業での労働従事を目的として移り住み始めるようになっており、イスラム教徒が急増している(脚注34:2004年の「公式」統計 (Bali Dalam Angka) では、デンパサール市人口の14.8% (56,210人) がイスラム教徒となっている (バリ州全体では、186,613人、5.9%) 」についてですが、「増えている」と書いてある以上、それ以前のバリ島におけるイスラム教徒の人口構成は出来れば欲しいところです。インドネシアの人口統計にどのようなものがあるかはよく分かりませんが、数字の変化を表現している以上、補完してほしいものです。また、記事の本質と少し離れるかも知れませんが、「公式」統計(Bali Dalam Angka)と記載していますが、なぜ、「」付きなのでしょうか?インドネシア政府(あるいは州政府、もしくは国連などの公的機関)がきちんととった統計ならば、「」はいらないと思われます。「」があるのには何らかの理由があるのでしょうか?Bali Dalam Angkaが実は信用するには胡散臭いものなのか??
  2. バリ島#経済と観光―バリ島経済を支える観光業の節、就業人口の変化により、観光業が主要産業であることは分かりました。では、どのくらいの規模があるのでしょうか?親記事インドネシアの経済en:Economy of Indonesia)が日本語版に2008年12月15日現在で無い状況下であり、かつ、日本にいてインドネシアの統計データをどこまで拾えるかは不明ですが(もしかすると千葉市幕張にあるアジア経済研究所図書館には相応の統計データがあるかもしれません)、バリ州のGDPがXXXX百万ドルで、うち、観光業がYYY百万ドルといった記事があるとすっきりするかも知れません(統計データは日本語、英語、インドネシア語を問いません)。
  3. Wirtzさんの悩みの伝承の節は、やはり可能であれば何らかの文献で補完してほしいところです(文化人類学なのか、宗教なのか、歴史なのかインドネシアに関しては経済の状況以外よく知らないので、あまり役に立つアドバイスはできませんが・・・)--Wushi 2008年12月15日 (月) 14:21 (UTC)[返信]
Wushiさん、細やかなコメント、誠にありがとうございます。コメントを拝読して、自らの脇の甘さを思い知らされます。1.のムスリムの人口の件、了解致しました。現在、手元で統計資料を参照できる環境にはなく、アジ研にもインドネシアにも行く予定がないので、やや厳しいのですが、(かぼさんにご指摘いただいた)人口統計、2.の経済統計ともに重要なデータですので、併せて調べられる限り調べたいと思います。
括弧付きの「公式」の件ですが、いわゆる発展途上国を地域研究のフィールドにする研究者にとって、現地の「公式」統計ほどあてにならないものはないと言われています(原因は複数あるのですが、たとえば、統計の取り方が末端まで周知されておらず、地域によって基準がばらばらなど)。したがって、文化人類学者のモノグラフを読んでみると、ほとんど「公式」統計は参照されておらず、したがって、自らの足で稼いだデータが重要な意味を持ってくるわけです。とはいえ、この認識を裏付けるような検証可能な文献はおそらくないので、括弧書きの有する「パフォーマティビティ(行為遂行性、平たく言えば言外の暗黙的意味)」に対する検証可能性を考えて、取ってしまおうと思います。
3.の伝承のところも探してみます。私自身、ほかにも、ちょっと気に入らないところがありますので、これから加筆していきます。よろしくお願いします。--Wirtz 2008年12月16日 (火) 10:28 (UTC) 下線部追記--Wirtz 2008年12月24日 (水) 13:31 (UTC)[返信]
第一点目の人口統計、第二点目の経済統計を追加致しました。ただ、この数字には、現下、問題となっている不法就労者の数が含まれていないので十分ではないのですが、統計上はこれが限界だと思います。第三点目の「伝承」ですが、やはり出典は見あたらず、私自身、あまり有用性を感じないので、コメントアウトさせていただきました。いかがでしょうか。--Wirtz 2008年12月24日 (水) 13:31 (UTC)[返信]
コメントを賛成に直しました。伝承に関しては、あるに越したことはないと思っているレベルですので、現状ではコメントアウトでかまいません。長い目で何らかの口承文学を伝えた書物が見つかればその時に補記すればいいと思います。人口統計、経済統計の補完を確認しました。ムスリムの人口の構成比は1985年で5.2%、2004年で5.9%位のようです(電卓たたきました)。人口の下に人口構成比があると読者には親切かなとふと思いました。あとは上記にコメントした「公式」の文言だけとっておいてください。Bali Dalam Angkaだけで検証可能性は満たされると思います(些事ですので、これらで賛成票を取り消すということはしません)。加筆御苦労様でした。--Wushi 2008年12月25日 (木) 12:11 (UTC)[返信]
  • (賛成)バリ島に関する情報が網羅されており、質的・量的に充実した記事だと思います。特に歴史や文化について、多面的に、丁寧な分析がされています。文献の引用も十分されています。全体的に、文章の流れがよく、画像も豊富で、読みやすくできています。以上の点から、秀逸な記事にふさわしいと考えます。--ゴーヤーズ 2009年1月26日 (月) 01:05 (UTC)[返信]

賛成のみ3票のため、秀逸へ通過とします。--Tantal 2009年2月2日 (月) 11:59 (UTC)[返信]