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WebOTX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

WebOTX日本電気 (NEC) が提供するサービス実行基盤で、NGNユビキタス領域に対する機能の提供を目指している。 OTXは、Open Technology eXtensionsを表している。 マスコットは、忍者。最新のバージョンは11.1である(2022年9月現在)。

WebOTXの構成

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  1. サービスコンポーネント
    • WebOTX SIP Call Control
    • WebOTX RFID Manager
    • WebOTX Speech Recognition
    • WebOTX Text to Speech
  2. サービスインテグレーション
    • WebOTX Portal
    • WebOTX Enterprise Service Bus
    • WebOTX Process Conductor
    • WebOTX Service Repository
    • WebOTX OLF/TP Adapter
  3. アプリケーションサーバ
    • WebOTX Application Server
    • WebOTX Batch Server
    • WebOTX SIP Application Server
    • WebOTX Parallel Stream Monitor

Application Server

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アプリケーションサーバでは、システムの形態、規模に対応して4つのEditionが存在する。

V8.1以前のEdition体系
Edition 規模 特徴
Web Edition Webサーバ、Webコンテナ、Webサービス
Standard-J Edition EJBコンテナ、JMSサーバ、J2EE準拠
Standard Edition OLTPモニタ、C++・COBOLアプリケーション対応
Enterprise Edition クラスタ機能
V8.2以降のEdition体系
Edition 規模 特徴
Express Edition Webサーバ、Webコンテナ、Webサービス、J2EEコンテナ、J2EE準拠
Foundation Edition Standard Editionの機能制限版
Standard Edition OLTPモニタ、C++・COBOLアプリケーション対応
Enterprise Edition クラスタ機能

運用管理ツールとして、コマンドラインベースとFlashを利用したブラウザベースのものが用意されている。 WebサーバはApacheを利用し、WebコンテナTomcatを利用している。EJBコンテナ等は独自に機能強化している。

Application Serverの歴史

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ベースとなるアプリケーションサーバーの歴史

Ver リリース日 特徴
1 1998年 WebcomputingアプリケーションサーバEnterprise版の構成要素としてリリース。CORBA実行基盤
2 1999年10月1日 CORBA2.2完全準拠(POA:PortableObjectAdapter対応)。IIOP1.1対応。Java2動作サポート。
3 2000年11月1日 CORBA2.3完全準拠。JSP開発・実行環境の提供。VISコネクタの提供。
4 2001年11月28日 SOAP1.1準拠、UDDI1.0準拠、モバイル対応
5 2002年11月27日 「CORBAプロバイダ」の提供,J2EE 1.3仕様に準拠,CORBA 2.6仕様への対応
6 2004年8月26日 電子署名付加機能の提供、J2EE 1.4仕様に準拠
7 2007年7月2日 運用環境のVista対応。Linux対応。64ビットOSサポート。
8 2008年6月24日 JavaEE5対応、Windows Server 2008サポート
9 2013年5月30日 JavaEE6対応、インメモリデータグリッドサポート、ライセンス体系変更
10 2017年10月17日 JavaEE7対応、Dockerサポート、複数バージョンインストール対応

Ver10.2からMicroProfileに対応

Ver10.3からKubernetes Operatorを提供

Ver10.4から単一Jar(Uber Jar)化対応

11 2022年9月9日 JavaSE17対応、MicroProfile4.1対応

SIP Application Server

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WebOTX SIP Application Server は、V7.1で新たに追加された。拡張製品。 JSR116で規定されたSIP Server API1.0をサポートし、RFC3261で規定されたSIP(Session Initiation Protocol)実行環境を提供している。

Enterprise Service Bus

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WebOTX Enterprise Service BusはWebOTX Application Serverとは別個の製品であり、WebOTX Applicaton Server上でのみ動作可能である。システム間の連携をSOAPなどで実現するためのハブシステム。 既存のACOS上で構築されているサービスを呼び出すためのアダプタが用意されている。 高信頼なマルチプロセス動作や、JBI 1.0に準拠していることを特徴とする。

Batch Server

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WebOTX Batch Serverは、Spring Batchの実行基盤で常駐Java VMから起動される。また、連続実行環境を想定した動的設定が可能である。体系としては、Standard版とExpress版があり、ジョブ制御のレベルに差がある。従来のバッチ・ジョブ制御基板であるWebSAM JobCenterと連携したジョブスケジュールも可能。

Portal

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WebOTX Portalは、複数のシステムに対する統一したポータル画面を構築するためのものである。顔認証システムと連携したシングルサインオンを実現することが可能。

外部リンク

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関連項目

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