WACUL

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株式会社WACUL
WACUL.INC
種類 株式会社
市場情報
東証グロース 4173
2021年2月19日上場
本社所在地 日本の旗 日本
101-0052
東京都千代田区神田小川町3丁目26番地8 2F
北緯35度41分45秒 東経139度45分45秒 / 北緯35.69583度 東経139.76250度 / 35.69583; 139.76250
設立 2010年9月27日
業種 情報・通信業
法人番号 2010001135511 ウィキデータを編集
事業内容 マーケティングDXの支援ソリューションの提供
コンサルティングおよび人材事業
代表者 大淵亮平(代表取締役社長)
垣内勇威(代表取締役)
決算期 2月末日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
外部リンク wacul.co.jp ウィキデータを編集
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株式会社WACUL(ワカル)は、東京都千代田区に本社を置く日本の企業。

概要[編集]

マーケテイングのPDCAをテクノロジーで高効率化するプラットフォーム「AIアナリスト・シリーズ」、DX組織の構築、KPI・オペレーション設計などの上流まで「DXコンサルティング」など、マーケティングDXをワンストップで支援[1]している。

また、産学連携の社内研究組織としてWACULテクノロジー&マーケティングラボをローンチ[2]、WACULが保有するマーケティングデータや課題解決の知見を元に、AIやマーケティングを研究・実践する専門家やデジタルマーケティングに関するデータを保有する他社(ヤプリ[3]ラクス[4]など)と共に、共同で研究活動を推進している。

2015年には東京大学松尾研究室と共同研究を行う[5]など、ビッグデータを企業運営に生かす「データ経営」を先導している[6]

代表取締役の一人(社長とは別)を垣内勇威が務めている。

沿革[編集]

  • 2010年09月 - 株式会社WACUL設立
  • 2011年04月 - 成果コミット型Webコンサルティング事業開始、「AIアナリスト」前身の社内利用向けアクセス解析データ自動分析ツール開発開始
  • 2014年08月 - 社内利用向けの自動分析ツールをSaaSに改良し、アクセス解析データ分析レポートサービス「Sure!」のベータ版をリリース
  • 2015年04月 - 「Sure!」事業の後継として、アクセス解析・改善提案サービス「AIアナリスト」をベータ版としてリリース
  • 2015年04月 - 人工知能がWebサイトの改善点を提案する「AIアナリスト」公式リリース
  • 2015年06月 - 株式会社ジャフコより資金調達を実施
  • 2015年08月 - 東京大学松尾研究室と共同研究を開始
  • 2015年11月 - 「AIアナリスト」をサブスクリプション(月額課金)モデルに変更、正式版としてリリース
  • 2016年08月 - 「AIアナリスト」サイト登録総数5,000突破
  • 2017年01月 - 株式会社ジャフコ、株式会社電通イノベーションパートナーズより資金調達を実施
  • 2017年04月 - 「AIアナリスト」サイト登録総数10,000突破
  • 2018年04月 - 「AIアナリスト」サイト登録総数20,000突破
  • 2018年04月 - コンテンツマーケティング支援サービス「AIアナリストSEO」β版提供開始
  • 2018年09月 - 「DXコンサルティング」提供開始
  • 2018年11月 - 株式会社リコー、株式会社マイナビ、TIS株式会社、みずほキャピタル株式会社等から資金調達を実施。株式会社リコーと協業契約を締結
  • 2019年01月 - デジタル広告に留まらずWebサイトも含め、統合分析・サポートする広告運用代行サービス「AIアナリストAD」提供開始
  • 2019年02月 - 社内研究所として「WACUL Technology&Marketing Lab」を設立
  • 2019年10月 - 「AIアナリスト」サイト登録総数30,000突破
  • 2020年02月 - 「AIアナリスト」をサイト改善PDCA自動化ツールとしてリニューアル
  • 2020年10月 - JTBコミュニケーションデザイン社と観光業DXを支援する「AIアナリスト forツーリズム」共同開発・リリース
  • 2021年02月 - 東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2021年05月 - 「AIアナリスト」サイト登録総数35,000サイト突破
  • 2021年12月 - マーケティングDX人材プラットフォーム「Marketer Agent」提供開始
  • 2022年01月 - 有料職業紹介業の許可を取得
  • 2022年04月 - 東京証券取引所グロース市場に移行

主要サービス[編集]

  • AIアナリスト
    • デジタルマーケティングのPDCAを支援する自動データ分析・改善提案ツール
    • データ分析を自動的に行い、改善提案から実行施策の成果測定まで、マーケティングのPDCAサイクルを自動化するマーケティングツール
    • マーケターは、データ分析作業や施策管理、施策の効果検証などの煩雑な作業ではなく、本来行うべき戦略的なタスクに集中できることが特長
  • AIアナリスト SEO
    • CV最大化フォーカスのコンテンツSEO制作サービス
    • AIがアクセス解析データに基づいて狙うべきキーワードの選定を行い、SEOに強いコンテンツを制作
  • AIアナリスト AD
    • Webサイトと一体運用で成果を出す広告運用サービス
    • AIアナリストのノウハウを活用してCV獲得に効果的な広告媒体を選定、効率的な広告運用を代行
  • AIアナリスト SEO
    • CV最大化フォーカスのコンテンツSEO制作サービス
    • AIがアクセス解析データに基づいて狙うべきキーワードの選定を行い、SEOに強いコンテンツを制作
  • Marketer Agent
    • フリーランスのマーケター人材紹介サービス[7]
    • 専門ノウハウを有するフリーランス等のマーケティングDX人材と企業をマッチングし、企業の体制構築・成果創出を支援
    • 1,000社超の企業支援を通じWACULが培った「課題特定力」と35,000超のサイト分析に基づく成果を出すための「方法論」で、市場に存在する最適な人材で企業の課題を解決
  • DXコンサルティング
    • デジタルを活用した戦略立案からオペレーション構築に至るまで、マーケティングのデジタルトランスフォーメーション(DX)をワンストップで実現

脚注[編集]

  1. ^ 株式会社WACULのプレスリリース|PR TIMES”. PR TIMES. 2023年5月9日閲覧。
  2. ^ Web改善コンサルティングのWACUL、産学連携の社内研究組織をローンチ——デジタルマーケティング分野の知見を積極的に提供・共有へ - BRIDGE(ブリッジ)テクノロジー&スタートアップ情報”. thebridge.jp (2019年2月27日). 2023年5月9日閲覧。
  3. ^ 冨岡晶(Web担編集部) (2022年1月24日). “ECアプリで売上を伸ばすには? プッシュ通知は「週3回」、金銭メリット訴求や配信時刻にカギ【WACUL・ヤプリ調べ】 | Web担当者Forum”. webtan.impress.co.jp. 2023年5月9日閲覧。
  4. ^ 冨岡晶(Web担編集部) (2020年4月3日). “送信タイミングは関係なかった! メールの“反応率”を高めるのは「件名」【WACUL・ラクス調べ】 | Web担当者Forum”. webtan.impress.co.jp. 2023年5月9日閲覧。
  5. ^ 東京大学松尾研究室と人工知能ベンチャーWACULが共同研究”. IoT NEWS. 2023年5月9日閲覧。
  6. ^ 新興勢、データ経営を先導 - 日本経済新聞”. www.nikkei.com. 2023年5月9日閲覧。
  7. ^ マーケティング人材を企業に仲介 WACULが新サービス - 日本経済新聞”. www.nikkei.com. 2023年5月9日閲覧。

外部リンク[編集]