VHS (アサルトライフル)

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VHS
VHS-D assault rifle REMOV.jpg
VHS-D
VHS
種類 ライフル
製造国 クロアチアの旗 クロアチア
設計・製造 HSプロダクト
仕様
口径 5.56mm
銃身長 500mm(VHS-D)
400mm(VHS-K)
ライフリング 6条右回り
使用弾薬 5.56x45mm NATO弾
装弾数 30・20発(NATO標準マガジン
作動方式 ガス直圧ターンロックボルト
全長 760mm(VHS-D)
660mm(VHS-K)
重量 3,000g(VHS-D)
2,800g(VHS-K)
発射速度 750発/分
銃口初速 950m/s
有効射程 500m
歴史
配備先 クロアチア軍
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VHSは、クロアチアのHSプロダクトが開発したブルパップ式アサルトライフル。設計は"Marko Vuković"が手がけた。2012年までにクロアチア軍全軍のAPS 95を置き換える予定である。

使用弾薬5.56x45mm NATO弾で、作動方式はM16の方式に近いガス直圧作動方式となる。また、スタンダードなVHS-D(写真のモデル)に加え、銃身を切り詰めて着剣機構とライフルグレネード発射機構を省略したVHS-Kというバリエーションが存在する。

概要[編集]

VHS自体の開発は、2005年から始まった。最初に登場した試作品では、IMI タボールAR21のレシーバーと後方フレームに、H&K G36のハンドガードとキャリングハンドルを継ぎ足したような外観だった。しかし、2008年12月に発表された最新モデルでは、突如フランス軍FA-MAS F1に酷似した形状となり、これがクロアチア軍制式ライフルとしてそのまま採用された。

2013年には発展型であるVHS-2が発表され、ガスレギュレーターを追加し、弾倉規格はクロアチア軍で(5.56x45mm NATO弾を使用する銃器の内で)多数配備されているG36と互換性のあるものに変更され、発射速度を減らしている。また、フレーム全体をポリマーとすることで軽量になっており、射手に掛かる反動も軽減されている。近年開発された新型ライフルと同様、キャリングハンドル上部とハンドガード前方にマウントレールを装着することができるが、レールだけを取り付けるのではなく、キャリングハンドルとハンドガードごと交換する。

ボルトハンドルやマガジンキャッチ、セレクター、ボルトストップは左右兼用で、レシーバー両面にダストカバーを備えた排出口があり、排莢方向の変更が可能。ブルパップ式アサルトライフルとしては珍しく、チークピースとストックが可変式である。

元々、クロアチア軍は1990年代IMI ガリル(厳密にはガリルARのコピーである南アフリカR4)をベースに改良を加えたAPS 95というライフルを採用していた。M16と異なり、耐用年数の経過していないライフルが更新(初期のVHSも新型のVHS-2に置き換えられる予定である)される理由は公表されていないが、前述したとおり、すでにクロアチア軍はVHS-2を制式採用して各部隊への配備が始まっており、最終的に2012年までに6万丁が製造される計画が立てられている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]