V6プラス

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v6プラスとは、日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)をVNE事業者とするIPv4/IPv6インターネット接続サービスの総称である。[1]

JPNEは、日本のNTT東西のフレッツ網で提供されるIPv6接続サービスの一方式である「インターネット (IPv6 IPoE) 接続」に対応したVNEであり、フレッツに対応したISPは、VNEのサービスをリセールにより提供する。

特徴[編集]

2018年9月現在、NTT東西の提供する「v6プラス」対応ホームゲートウェイ(ひかり電話対応ルーターの一部機種)、または「v6プラス」対応ブロードバンドルーター(BUFFALO、IO DATA、NECプラットフォームズ等の一部機種)が、本サービスに対応している。 [2]

仕組み[編集]

IPoE方式によるIPv6インターネット接続とともに、MAP-E[3]方式によるトンネリング(IPv4 over IPv6)を使用して、IPv6接続を介したIPv4接続を提供する。

ひかり電話対応ホームゲートウェイ(ルータ機能内蔵)利用ユーザーにおいては、NTT東西が事業者向けに提供しているソフトウェア配信サービス「フレッツ・ジョイント」を使用[4]して、対応ホームゲートウェイ(HGW)上のソフトウェア(ファームウェアの一種)をリモートアップデートし、これによりHGWがMAP-E対応CPEとして機能するようにしている。

注意点[編集]

「v6プラス」では一部で利用できない場合があるサービスがあると多くのISPは注意喚起[5]している。

  • IP電話(050)サービス
    技術的な仕様で利用できないのではなく、電話サーバーとの通信がIPv4で行われること、送話・受話に特定の番号のポートを使用すること、ネットワーク管理面でアドレス空間や事業者をまたがないようにするための制限等による。
  • 固定IPサービス
    v6プラスにも固定IPサービスがある[6]が、ISPが従来提供していたPPPoEの固定IPアドレスは共用できないISPも存在する(アンバンドルであれば共存可能)。
  • 一部通信型ゲームなど、特定ポートを使用するサービス、または、複数のユーザでIPアドレスを共有すると利用できないサービス。
    アプリケーションの実装がアドレス共有に対応していないための制限で、v6プラスやMAP-Eの仕様上の制限ではない。
  • 特定のプロトコル(PPTP、SCTP)を利用するサービス
    ポート番号に相当する共有識別子がないプロトコルが利用できないMAP-Eの仕様上の制限。
  • その他、IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービス
    アプリケーションの実装がアドレス共有に対応していないための制限。
  • IPv4アドレスの割当は実質半固定IP
    IPv6とのマッピングで連動するためIPv6の制限事項である半固定的割当[7]となり、ユーザーによるONU、HGW、ルーターの再起動で変更は不可。

今現在、従来のIDとパスを利用したPPPoE接続が併用出来ないISPがほとんどである。また、利用出来ても別途料金が発生するISPがある。

v6プラス対応プロバイダ[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ http://www.jpne.co.jp/service/v6plus/
  2. ^ v6プラス(IPv6/IPv4インターネットサービス) サービス概要日本ネットワークイネイブラー株式会社
  3. ^ IPv6 Summit in TOKYO 2013 IPv6の対応状況とJPNEの取組み
  4. ^ 「フレッツ・ジョイント」を活用した「v6プラス」の提供について
  5. ^ Q.v6プラスを使うことで、利用できないサービスはありますか。
  6. ^ https://www.jpne.co.jp/service/v6plus-static/ 「v6プラス」固定IPサービス
  7. ^ https://www.ntt-east.co.jp/info-st/mutial/ngn/090602native_service.pdf NGN IPv6 ISP接続<ネイティブ方式>サービス仕様書
  8. ^ v6プラスのご案内