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佐世保独楽(させぼごま)は独楽の一種で、長崎県佐世保市郷土玩具である。子どもたちの遊びの形態の変化から、現在は土産物や正月の縁起物としての性格が強い。

佐世保独楽は木製(ブナ科マテバシイ)の独楽で、形はラッキョウドングリに似ている。上部には独特の模様が描かれている。その色には青(または緑)、赤、黄、白(または生地の木目色)、黒の5色が使われ、中国の陰陽五行説が関連しているといわれている。独楽の先端には、剣(けん)と呼ばれる鋭い鉄製の金具(独楽の軸になる)が打ち込まれている。

胴体に巻き付けて回転させる投げゴマである。胴体の底面の逆円錐の部分に下からひもを巻き付け、ひもの片方を持って胴体を投げ出して、ひもを引くことで回転をつける。

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