コンテンツにスキップ

Portal:コンピュータ/特集項目/コンピュータの形態/パーソナルコンピュータ

デスクトップパソコンのイラストレーション
デスクトップパソコンのイラストレーション

パーソナルコンピュータとは、個人によって占有されて使用されるコンピューターである。パソコンまたはPC(ピーシー)と略される。個人向けの大きさ・性能・価格を持ち、エンドユーザーが直接操作できるように作られた汎用的なコンピュータである。

従来のメインフレームなどの汎用コンピュータは大型・高価であったため巨大なデータ処理を切れ目なく行うためや多数のユーザーが同時使用するために専任のオペレータを介してバッチ処理タイムシェアリングを行っていたが比較的低価格なミニコンピュータ、そしてパーソナルコンピュータの普及によりコンピュータを個人で独占使用することが広く行われるようになった。現在、北米では家庭に平均2台のコンピュータがある。

パーソナルコンピュータの種類にはデスクトップノートブックタブレットPCなどがあるがアーキテクチャ的にはほとんど同じものである。パソコンCPU市場はインテルが圧倒的なシェアを誇り、AMDがそれに次ぐ。

1990年頃までのパーソナルコンピュータは標準ではネットワーク機能を持たないシステムが多くハードウェアの性能的限界からシングルユーザの素朴なオペレーティングシステム(OS)やオペレーティング環境(CP/MMS-DOS、初期のWindowsなど)が使われ、ミニコンピュータやワークステーションとは絶対的な機能の差があった。現在のパーソナルコンピュータの多くはミニコンピュータ用に設計されたシステムであるUNIXVMSの成果を取り入れたOS(macOSWindows NT系)を搭載し、有線または無線LANに標準で接続できるなどワークステーションとの境界は明確ではなくなっている。……もっと読む