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PHPサイエンス・ワールド新書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

PHPサイエンス・ワールド新書(ピーエイチピーサイエンスワールドしんしょ、PHP Science World)は、株式会社PHP研究所が発行する自然科学系の新書レーベル

概要

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2009年9月25日創刊[1]コンセプトは「『私』から始まる科学の世界へ」である。 科学に関する最新の話題について、2色刷や4色刷も採用して、図版や写真、イラストを多用し、中学生や高校生でも読めるようにわかりやすく解説している[2]。 文系、理系の枠を超えて、幅広いテーマを扱っている。問題を提起するために、筆者の主張や考え方などを前面に押し出したり、科学者たちの人間ドラマも盛り込んだりといった点も特徴である[3]

創刊にあたっては、「なぜだろう、どうしてかしら、といった素朴な疑問や好奇心から、科学する心は始まる。それが、自然を大切にする心へとつながっていき、社会の本質を見極める力となる。そうした身近な好奇心を大切にして、サイエンスの世界へ旅立つことをサポートしたい」といった思いが述べられた。[2]

体裁は、新書判(172×110mm)・並製[2]。 カバーデザインは、寄藤文平による[1]

新書判の自然科学系の入門書としては、講談社ブルーバックスサイエンス・アイ新書サイエンス・パレットDIS+COVERサイエンスがある。

創刊ラインナップ

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創刊ラインナップは次のとおり[4]

  1. あなたにもわかる相対性理論(茂木健一郎
  2. なぜ飼い犬に手をかまれるのか 動物たちの言い分(日高敏隆
  3. 環境を知るとはどういうことか 流域思考のすすめ(養老孟司岸由二
  4. 寿命はどこまで延ばせるか?(池田清彦
  5. 数学が歩いてきた道(志賀浩二

関連事項

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脚注

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  1. ^ a b 理系アタマを養う新書シリーズをPHP研究所が創刊
  2. ^ a b c 新刊JP FEATURING 『PHPサイエンス・ワールド新書』
  3. ^ PHP研、9月に新書シリーズ創刊 - 新文化 - 出版業界紙 - ニュース
  4. ^ 新刊月並み寸評・2009年9月刊行から - 風 - 新書マップ

外部リンク

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