P×P

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

P×P』(ピー バイ ピー)は、吉住渉による日本の漫画作品。

概要[編集]

以下の雑誌に掲載された。なお、版元はいずれも集英社

作者の作品では初めてとなる、美人で自信家の女の子が主人公である。

単行本はりぼんマスコットコミックスより全1巻(2007年10月発行 ISBN 978-4-08-856780-8)で発売され、「BABY IT'S YOU」が併録された。

あらすじ[編集]

聖桜学院では、手数料3万円で何でも盗んでくれる怪盗Pの噂で持ちきりだった。

Pの正体は、生徒会副会長の姫乃るり、そして彼女を影で支えるのが、天才少年・須佐祐真だった。

登場人物[編集]

姫乃 るり(ひめの るり)
聖桜学院高等部の生徒会副会長。容姿端麗な少女。あだ名は「姫」。元体操部のホープで運動神経も抜群。
趣味と実益を兼ねて、怪盗Pとして裏で活躍する。PはPrincessのP。祐真のサポートの元、徹底的に下調べをし、決して怪しいもの・高額なものは盗まない。祐真のことが好き。
須佐 祐真(すさ ゆうま)
IQ250の天才少年。学校から特別に個人研究室を与えられている。あだ名は「教授」。
るりが怪盗Pとしてスムーズに活動出来るように、現実には有り得ない様々なグッズを開発する。
友利 大貴(ともとし だいき)
聖桜学院高等部の生徒会長。姫のことが好き。怪盗P(ProfessorのP)は須佐ではないかと疑っている。
一ノ木 睦美(いちのき むつみ)
聖桜学院高等部の新聞部部長。友利とは幼なじみ。怪盗Pの正体に気付き、後に協力者になる。友利のことが好き。

単行本同時収録[編集]

BABY IT'S YOU
『りぼんオリジナル』2005年12月号掲載
バレー部を引退したばかりの紅実(くみ)は、宝塚研究会の劇で男役をやってほしいと頼まれる。バレー部の顧問の深町に恋をしていた紅実は、引退前の夏合宿で深町にキスされていた。深町との関係を仄めかす後輩が現れ、彼の真意も分からないまま、劇の本番は迫る。