OsiriX

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OsiriX
OsiriX.png
最新版 10.0 / 2018年9月25日
対応OS macOS, iOS
種別 医療画像管理ソフトウェア
ライセンス GNU 一般利用許諾
公式サイト http://www.osirix-viewer.com
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OsiriX(オザイリクス)は、DICOM 画像を参照することに特化したオープンソースの下で開発が行われていた macOSおよびiOSで動作する画像処理ソフトウェアである。英語版および、オランダ語、スペイン語、日本語、フランス語、ドイツ語、中国語をサポートした多言語版がある。

開発は、OsiriX財団のOsiriXプロジェクトにより行われていたが現在では、Pixmeo社で開発されているVer5.8まではGPLの下でソースコードが公開および配布されていた、かつては代表的なオープンソース・ソフトウェアの一つであった。

2004年12月に開催された世界最大の放射線医学学会である北米放射線学会(RSNA、en)において、医学の発展に多大な貢献をしたとしてソフトウェアでは初となるCum Laude賞を受賞した。

特徴[編集]

OsiriXは医療機器から出力されるDICOM規格に準拠した画像に対して、2次元画像に対する画像処理や、MIP法やMPR法を用いて構築した3次元画像に対する画像処理、VTKを用いたボリュームレンダリングサーフェイスレンダリングなどの機能を備えている[1]

OsiriXはDICOM形式のファイルの他にも、 TIFFJPEGPDFなどといった画像ファイルや、AVIMPEGQuickTimeなどといった動画ファイルの参照に用いることもできる。

OsiriXはmacOSに深く依存しており、アップルが提唱する最新技術への対応も同社との連携により、ほぼ技術公開と同時に対応が行われている。このためOsiriXでは、Grand Central Dispatchを用いたマルチスレッド化によるマルチコアCPUへの対応、Xgridを用いたグリッドコンピューティングQuartzを用いた高品質なベクトル画像による図形やアノテーション表示、OpenGL最新規格への対応によるラスター画像表示の高速化、OpenCLによる画像処理演算の高速化、最新のQuickTimeを用いた3次元画像の高速な動画出力機能などに対応している。

OsiriXではその他にも機能拡張としてプラグインを作成できるようになっている。

OsiriX 2からはPACSと呼ばれる画像サーバーとしての機能を備えており、画像管理ソフトウェアとしても利用できる。PACS画像サーバー機能ではアカウントよるアクセス制御が行える。なお、PACSとしての機能は以前は別パッケージとして用意されていたが、現在はOsiriX本体に取り込まれ、設定一つで利用可能となる。また、このOsiriXのPACS画像サーバー機能では、バックエンドのデータベースエンジンにSQLiteを用いている関係で、検査件数が数万件程度であれば十分対応可能である。検査件数が数十万〜数百万件という大規模な運用には向かない。

OsiriX財団(現在は、活動停止)[編集]

OsiriX財団の運営は、高負荷な処理を行うための64ビット版のビルド済みパッケージを販売することによる収益や、OsiriXの開発およびサポート業務に携わっている世界各地の公式パートナー企業による募金により賄われている。なお、日本ではニュートン・グラフィックス社が公式スポンサー企業となっている。また、ニュートン・グラフィックスおよびアップルは技術支援および世界各地のApple Storeなどにおける積極的なセミナー開催などによる支援を行っている。

脚注[編集]

OsiriX開発者公認日本語解説書[編集]

参考文献[編集]

日本語解説アプリ (iPhone App)[編集]

関連項目[編集]

杉本真樹

外部リンク[編集]