M19 (モニター)

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M19
基本情報
建造所 レイルトン・ディクソン
運用者 イギリス海軍
艦種 モニター艦
級名 M15級モニター
艦歴
発注 1915年3月
起工 1915年3月1日
進水 1915年5月4日
竣工 1915年6月
退役 1920年5月12日
除籍後 民間タンカーDelapan
要目
排水量 540トン
長さ 177 ft 3 in (54.03 m)
31 ft (9.4 m)
吃水 6 ft 9 in (2.06 m)
主機 ボリンダー 4シリンダー焼玉エンジン
出力 640 hp
推進器 スクリュープロペラ×4
最大速力 11ノット
乗員 69名
兵装

竣工時

1918年

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M19英語: HMS M19)は、第一次世界大戦におけるイギリス海軍M15級モニター艦

設計[編集]

沿岸砲撃に用いるために作られた艦である。 M19の主砲はBL 9.2インチ Mk VI 単装砲1門であり、これはエドガー級防護巡洋艦エドガー (防護巡洋艦)英語版より移設された[1]。9.2インチ砲に加え12ポンド砲1門と6ポンド対空砲1門を装備した。M19はボリンダー社製の640馬力2シリンダー焼玉エンジンで4軸を推進し、最高速度は11ノットに達した。このモニター艦の乗員は士官と兵卒合わせて69人で構成された。

建造[編集]

M19は、「戦時緊急造船計画」の一部として1915年3月に発注された。M19はレイルトン・ディクソン社の造船所で1915年3月に起工され、同年5月4日に進水し、同年6月に竣工した。

第一次世界大戦[編集]

M19は、1915年7月から12月の間地中海に送られた。1915年12月4日、砲の暴発により酷い損傷を受けた。しかしイギリス本国海域へは帰還せず、1919年までムドロスに所在した。

退役[編集]

M19は1920年5月12日に商用タンカーとするために売却され、同時にDelapanに改名した。

脚注[編集]

  1. ^ Randal Gray (ed). Conway's All The Worlds Fighting Ships, 1906–1921. Conway Maritime Press. p. 48. ISBN 0-85177-245-5 

参考文献[編集]