M18 (モニター)

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M18
基本情報
建造所 ウィリアム・グレイ造船所(ハートルプール
運用者 イギリス海軍
艦種 モニター艦
級名 M15級モニター
艦歴
起工 1915年3月1日
進水 1915年5月15日
竣工 1915年7月
退役 1920年1月29日
除籍後 売却され「Anam」と改名し商用タンカーとなる
要目
排水量 540トン
長さ 177 ft 3 in (54.03 m)
31 ft (9.4 m)
吃水 6 ft 9 in (2.06 m)
主機 ボリンダー社製4シリンダーセミディーゼルエンジン
出力 640 hp
推進器 スクリュープロペラ×4
速力 11ノット
乗員 69名
兵装

竣工時

1918年

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M18英語: HMS M18)は第一次世界大戦時のイギリス海軍M15級モニターモニター艦

設計[編集]

沿岸砲撃用に設計された艦で、M18の主砲はBL9.2インチMk X単装砲で、それはドレイク級装甲巡洋艦およびクレッシー級装甲巡洋艦用の予備から充当された[1]。9.2インチ砲に加え12ポンド砲1門と6ポンド対空砲を備えていた。M18はボリンダー社製2シリンダーセミディーゼルエンジン(640HP)で4軸を推進し、その最高速度は11ノットに達した。このモニターの乗組員は士官と兵卒合わせて69名で構成された。

建造[編集]

M18は1915年3月に「戦時緊急造船計画」の一部として発注され、ハートルプールのウィリアム・グレイ造船所で1915年3月に起工、同年5月15日に進水し、同年7月に竣工した。

第一次世界大戦[編集]

M18は1915年10月から1918年10月まで地中海に、そして1919年4月から6月までバルト海へと送られた。

退役[編集]

M18は1920年1月29日に商用のタンカーとするために売却され、同時にAnamに改名した。

出典[編集]

  1. ^ Randal Gray (ed). Conway's All The Worlds Fighting Ships, 1906–1921. Conway Maritime Press. p. 48. ISBN 0-85177-245-5 

参考文献[編集]