HUION

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深圳市絵王アニメーション技術有限公司(しんせんしふいおんあにめーしょんぎじゅつゆうげんこうし)は、中華人民共和国広東省深圳市に本社を置くグラフィック関連企業。国家重点扶持的高新技術企業(中国が重点的に支援するハイテク企業)の一つ。ブランド名はHUION(フイオン、絵王とも)。

概要[編集]

2000年に外貿事業部を設立。社名の通り、中国国外から動漫(アニメ漫画)用ペンタブレットやプリンターの輸入を行い、Hanvon(漢王科技)と言った他社製品のOEMやODMなどを行っていた。

2010年に国内事業部を設立し、「Huion 絵王」ブランドで中国国内向けペンタブレット市場に参入。2011年に「全国教育行业设备采购指南」(国家の教育用機器の購入ガイド)に選出されたことで知名度を上げる。

2016年現在は、プロフェッショナル用動漫用ペンタブレット、液晶ペンタブレット、トレス台などを製造し、北米や日本市場にも参入している。2018年にワコム以外のメーカーとして初めて液晶ペンタブレットに「傾き検知」を搭載。

日本向けにも日本語公式ページ、アマゾンジャパン内に販売ページ[1]を持ち、日本向け公式Twitterや、スカイプサポートなど、積極的に販路拡大とサポートを行っている。

なお、ペン先が沈む癖がある(Wacomに慣れていると、気になる。ちなみにWacomのペンもAppleのペンと比べると相当沈む)のが特徴。

製品[編集]

動漫のプロフェッショナル用を謳っており(筆圧レベルや傾き検知といったハードウェア技術と、Adobe Photoshop、Corel Painter、海外版コミックスタジオであるSmithmicro Manga StudioおよびCLIP STUDIOへの正式対応といったソフトウェア技術を謳っている)、同市場トップのWacomと比べると市場価格が数分の1〜10の1以下程度に安く(特にWacomのタブレットPCの最上位製品は日本円で20万円を超すので、相当な価格差がある)、また海外に販路があるので、中国国内だけでなく北米などでも一定程度のシェアがあり、プロフェッショナルからの評価も高まっている。

電源の不要な電磁誘導式のペンの技術(特許)があるWacomとは違って、Huionのペンは充電式のペンであった(もともとペンタブレット市場自体が大きくないこともあって、Wacomは知財の保護に積極的であるため、Wacomの特許や意匠権に抵触しないでペンタブレットを発売することはこれまで中国メーカーでも難しく、訴えられたりして撤退したメーカーも多かった。機能的にはWacomと同等の「プロフェッショナル用」を謳った競合製品が登場した2010年代においても、電磁誘導式のペンだけは特許で固められているためにどの競合メーカーも採用することができない)が、2017年後半のモデルから、Wacom特許に抵触せず、電力の要らないペン/ペンタブレットを開発・販売開始した。

  • プロフェッショナル用ペンタブレット
    動漫用ペンタブレット。WacomのIntuosシリーズと競合する。なおドライバも競合するので両方同時には使えない。
  • ビジネス用ペンタブレット
  • 教育用ペンタブレット
  • 液晶タブレット
    動漫用液晶ペンタブレット。WacomのCintiqシリーズと競合する。
  • タブレット一体型PC
    Windowsを搭載。
  • トレス台
    明度調節が可能なLED式のスマートトレス台。

脚注[編集]

関連項目[編集]

  • Wacom : 競合企業
  • UGEE(广州友基科技) : 競合企業

外部リンク[編集]