FUJIYAMA

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FUJIYAMA

FUJIYAMA(フジヤマ、FUJIYAMA, The King of Roller Coasters)は、山梨県富士吉田市にある遊園地富士急ハイランドの大型ローラーコースターのひとつ。1996年7月17日開業。キャッチフレーズは「天国に一番近いコースター(1999年に放映されたCMより)」など。

概要[編集]

名称は日本一高い山「富士山」から。開業当初、高さ、巻き上げ高さ、落差、最高速度の4項目で世界一を誇り、1997年度のギネスブックに掲載された事から「キング・オブ・コースター(KING OF COASTERS」と称されている。ド・ドドンパええじゃないか高飛車と共に、富士急ハイランドを代表する「4大コースター」となっており、開業から20年以上経った現在でも同園人気ナンバーワンのアトラクションとして君臨している。到着時には係員が拍手で迎えてくれる。

コース途中にライドフォトカメラが設置されており、乗車後に「フジヤマ写真館」で購入できる。写真の他データ及び写真とデータのセットも販売。一時期はシールや写真入りマグカップも販売していた。

2015年8月16日に、搭乗者2000万人を突破した。

2017年7月29日、「トンデミーナ」横の特設テントにこのアトラクションをVR映像で体験できる「ほぼFUJIYAMA」がオープンした(現在は終了)。

コース概要[編集]

名称は開業当時のコース概要及びVRアトラクション「ほぼFUJIYAMA」より抜粋。

巻き上げ[編集]

 係員のハイタッチから始まり、180°左に曲がってから巻き上げ。実は巻き上げだけで約一分半かかる。

ファーストドロップ
79mの高さからすこし右に曲がり、70mの落差を一気に落下する。傾斜角度は65度、最下点では最高時速130kmに達する。後ろの席ではスピードが出ながら曲がるという体感。

0゚カントカーブ[編集]

ファーストドロップ後の上り坂を駆け上がった後、モーターの補助を受けながらセカンドドロップに向かって左に180度水平にターンする。富士急行富士急ハイランド駅舎から最も離れた所で、FUJIYAMA唯一の休憩ポイント。富士山や青木ヶ原樹海がよく見える。

ブーメランターン[編集]

速度がついた状態で上昇した後右に傾き、180度Uターンしながら落下する。突入時にはFUJIYAMA最大の加重力(3.5G)がかかる。ライドフォトのカメラは落下時の右側にある。

第2ブーメランターン[編集]

上記ブーメランターンとは逆に、落下しながら180度Uターンして上昇する。

第3ブーメランターン

一回目のブーメランターンを同じ動作だが、よりレールが歪んでおり揺れが激しい。

高速ターン[編集]

車両が90度右に傾き、地面すれすれを猛スピードで180度Uターンする。

サーフィンコース[編集]

アップダウンと左右のターンを組み合わせたレイアウト。FUJIYAMAで最も激しい部分。

車両[編集]

開業した当時、大型コースターでは高い背もたれと肩まで覆うショルダーハーネスが備えられた車両が主流の中、低い背もたれにシートベルト、腰のみを固定するバーと、ハイスペックなコースターとしては比較的軽装備な車両が採用された。車両のデザインは大気圏を突入する隕石をイメージしたもの。

開業当初は赤、青、黒の3編成で、それぞれオレンジ色の炎が描かれたデザインだった。2002年8月には1億5000万円を掛けて金箔3kgを車両全体に貼り付けた「フジヤマ金太郎」、2003年10月には1億円を掛けて鏡面状に磨き上げた銀箔1kgを貼り付けた「フジヤマ銀次」、2006年4月には開業10周年を記念し、共に結成10周年を迎えた氣志團とのコラボによる1年限定車両「フジヤマ氣志團號」が導入された。なお、氣志團號は先頭の10周年マークや氣志團メンバーのイラストが消され、しばらく運行していた。2009年7月には二代目金太郎・銀次が導入された。なお、初代金太郎の先頭車両のみ、ド・ドドンパの加速トンネル付近にフォトスポットのオブジェ「AIR FUJIYAMA」として置かれている。2013年4月13日には、全面鏡面加工を施した「フジヤマ鏡子(きょうこ)」が導入された。2016年7月16日には、開業20周年を記念し約1億6000万円を掛けて先頭車両に鳳凰が掘られた「三代目金太郎 鳳凰号」が導入された。2017年4月22日には真珠のような輝きを放ち、初代車両を踏襲した炎が描かれた「フジヤマパールちゃん」が導入された。

夏期と冬期では、異なる車輪を使っている。特に冬場は、ホームにあるヒーターによって車輪を暖めることで、抵抗を抑えるようにしている。

FUJIYAMAタワー[編集]

2021年2月より、FUJIYAMAの0°カントカーブ(第2高点55m)部分に点検塔「FUJIYAMAタワー」を建設開始。3つのアクティビティを設置し、2021年7月21日に開業した(FUJIYAMAスライダーのみ開業未定)。

アクティビティ
  • FUJIYAMAスカイデッキ
地上55m部分にある展望台。FUJIYAMAに乗車しなくても絶景が楽しめるように設置された。「FUJIYAMA」の文字のオブジェがあり、フォトスポットとなっている。フリーパス利用可。
  • FUJIYAMAウォーク
ハーネスを装着し、スカイデッキの下に設置された足場を歩いていく。途中から手摺りが無くなり、足場も透き間があったり傾斜がつけられたりする。終盤にはカメラがあり、体験中の写真撮影が行われる。身長140cm以上から利用可。フリーパスの所有で通常料金の半額で利用できる。
  • FUJIYAMAスライダー
スカイデッキから一気に地上まで滑り降りるチューブ型滑り台。身長130cm以上から利用可。

その他[編集]

  • 「天国に一番近いコースター」というのはキャッチフレーズなだけである。CM放映当時の1999年は世界一高かったが、現在はナガシマスパーランドスチールドラゴン2000が地上93mで日本一高く、それより高いコースターも海外にある。
  • 1983年にオープンした「ムーンサルトスクランブル」から13年振りとなる大型コースター。かつてコース全長が世界一としてギネスに認定された「ジャイアントコースター」と差し替えでオープンした。そのため、ジャイアントコースターの跡地(現在トーマスランドと絶凶・戦慄迷宮)とは別の場所に建設された。
  • オープンするにあたり、設計上は人間が耐えられるとされていたが、確認するために自衛隊の隊員(パイロット)に試乗を依頼したとか。
  • FUJIYAMAという名称は、一般公募によって決定された。
  • FUJIYAMAの開業を期に大型コースターが5年置きに建設されており、、2001年にはドドンパ、2006年にはええじゃないか、2011年には高飛車がオープンしている。
  • 開業翌年の1997年より「FUJIYAMA II」として、土日祝日限定で夜間のライトアップ営業が行われた。コースターのライトアップ営業が行われたのは日本で初めての事である。2019年現在も夜間のライトアップは行われているが照明のパターンが変わり、「FUJIYAMA II」という名称も無くなっている。
  • 駅舎に「Chicken Way」という逃げ道があり、乗車直前に逃げることが出来たが、現在はスタッフ専用の通路となっている。
  • 巻き上げ中は20mから、10mごとに高さを示す看板が立てられている。頂上を示す79mの看板には、かつてギネスに認定された事が記されている。
  • 過去に行われた「冬の絶叫祭り」では、絶叫の声量によってご褒美(FUJIYAMAにもう1周)やお仕置き(炭酸ガス噴射)をされたり、コース途中に設置されたファイヤートーチから炎が噴き上がるといったイベントが行われた。
  • 巻き上げに使用しているチェーンの長さは、国内のコースターの中では日本一長い。ちなみに巻き上げ式で日本一のコースター、ナガシマスパーランドのスチールドラゴン2000は巻き上げに2本のチェーンを使用しており、途中でチェーンが切り替わる為、純粋な1本のチェーン自体の長さはFUJIYAMAの方が長い。
  • 2007年4月28日、走行中に強い向かい風を受け、走行していたライドがファーストドロップ後減速し、セカンドドロップの山をのぼりきれず逆走、一番低い地点で停止するというトラブルが起きている。その後、0°カントカーブはじめの部分にあるモーターが増やされた。
  • 開業当初の利用制限は身長120cm以上且つ年齢55歳未満だったが、年齢制限が2006年には60歳未満、2011年には63歳未満、2017年7月には65歳未満に引き上げられており、2018年7月には身長制限が110cm以上に引き下げられた。
  • はじめしゃちょーがよくFUJIYAMAにちなんだドッキリを行っている。ドッキリは、開園前や休園時などに行っている。なお、FUJIYAMAに限らず、富士急ハイランド関係の企画を多数行っている。

スペック[編集]

  • 最高速度 - 130km/h※
  • 最高部高度 - 79m※
  • 最大落差 - 70m※
  • 巻き上げ高さ - 71.5m※
  • 最大傾斜角 - 65度
  • 最大加速度 - 3.5G
  • コース全長 - 2045m
  • 所要時間 - 3分36秒
  • 定員 - 28名(4人乗り×7両)
  • 料金 - 2,000円
  • 乗車規定 - 身長110cm以上、年齢65歳未満(身長130cm未満は中学生以上の付き添いが必要)
  • 工費 - 30億円
  • 製造メーカー - トーゴ

※は、1996年当時ギネス世界記録

関連項目[編集]

外部リンク[編集]