Doctor of Education

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Doctor of EducationEd.D. は、教育大学院で授与されている学位のことである。Ed.D. は、研究学位であるPh.D.に対して Ed.D. は、職業学位(日本では専門職学位に相当)である。

同じく「doctor」と冠する職業学位としては、法曹養成のロー・スクール(日本では法科大学院が相当)で授与されるJ.D.(日本では法務博士(専門職)に相当)、医師養成の専門職大学院であるメディカル・スクールが授与するM.D. (Doctor of Medicine) がある。特にEd.D.と同じく、教育関連の職業学位としてMaster of Education(M.Ed., 教職修士)などがある。

アメリカ合衆国[編集]

Ed.D. は、「教育リーダーシッププログラム」などの課程を置いている大学院で授与されている。また、M.Ed.の学位は主に、学生カウンセリング、初等学校長・中等学校長プログラム、教員研修プログラムでそれぞれ授与されている。

調査研究に基づく論理的な研究指向を持つPh.D.プログラムと異なり、Ed.D.養成のためのプログラムでは、情報学学校経営文化人類学社会学都市計画などの諸分野において、より実践的な方法による方法論の修得が目指されている。

学生に対して幅広い知見により教育を行うことのできる教員の思考能力を確保するため、Ed.D.の授与を受けるプログラム、すなわち、教育リーダーシッププログラムなどでは、議論や実践、文書作成能力などの技能向上に重点が置かれる。

アメリカ合衆国における教育リーダーシッププログラムの標準修業年限は、3年であり、1年次の学生は、調査手法の習得、基礎教育や学校経営、教育実践の法制面的な学修、学校教育制度への理解などを究めることとされている。2年次の学生は、生徒の発達に関する学習や評価方法、分析手法や統計データの取り扱いに関する知識の習得、ケーススタディによる分析の実践などを実施する。3年次の学生は、自身が選んだプロジェクト課題に取り組むことになる。

Ed.D. の授与は、3年目に専攻したプロジェクト課題につき、口頭試問により学修成果の審査を行い、審査に合格した後に博士論文を提出することによって、学生に対して行われる。

日本[編集]

日本では広島大学大学院教育学研究科博士後期課程人間科学専攻がEd.D.プログラムを設けており、同研究科で授与する、博士(教育学)の学位をEd.D.学位として位置づけている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]