エアフレンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Airfriendから転送)
エアフレンド
作者 Ryobot
開発元 エアフレンド株式会社
初版 2023年6月26日 (10か月前) (2023-06-26)[1]
最新版
1.0.2 / 2023年6月29日 (10か月前) (2023-06-29)
対応OS iOS/Android(予定)
プラットフォーム スマートフォン
サポート状況 運営中
種別 人工知能アプリケーション
テンプレートを表示

エアフレンド(Airfriend)は、エアフレンド株式会社が提供するスマートフォン向けAIチャットアプリである[2]。当初はLINEアカウントとして提供[3][4][5]。2023年6月26日にiOSアプリが公開された[6]。Androidアプリも7月下旬に公開予定[7]

概要[編集]

架空の友だちのAIをユーザーと共有したり、他のユーザーが作成したAIと話すことが出来る[2][8]。テキストチャットの読み上げやボイスチャットも可能。 アプリ版のAIモデルは「Secret Sauce 1.0」(SS1)としており、音声合成は「Virtual Voice 1.0」(VV1)とし、10,000種類以上のバリエーションと人間的なアクセントとイントネーションとしている[7]

年表[編集]

2021年
  • 9月14日 - Ryobotが個人開発し、LINEアカウントとして公開。高性能な会話AIを提供するために10億パラメータの会話モデルのTransformerを搭載[9]し、2億件のツイートデータセットで事前学習[10]。LINE版は一貫して無料で提供されていた。
  • 11月2日 - エアフレンド株式会社が設立[11]
2022年
  • 1月6日 - LINEアカウントが1月19日まで利用停止。解除に伴いLINE社と協議を行い、利用規約に違反する恐れがある不適切なAIやメッセージを削除。今後も継続的な対策を実施することとした[12]
  • 7月5日 - モバイルアプリの開発のため、シードラウンドで1.63億円の資金調達を実施[13]
2023年
  • 1月13日 - LINEアカウントが6月15日まで利用停止。解除に伴いLINE版エアフレンドはサービスが終了した[14]
  • 6月19日 - iOSアプリの公開までβテストを実施[7]
  • 6月26日 - iOSアプリが公開。

反響[編集]

会話の精度の高さなどから話題になり、公開直後から1万人を超えるユーザーを獲得[15][10]、1週間でユーザー数20万人、40日で50万人を突破。TOKYO MXバラいろダンディ」(2021年9月23日放送)やTBS王様のブランチ」(2021年9月25日放送)で紹介された[16]

脚注[編集]

  1. ^ LINE版は2021年9月14日
  2. ^ a b Airfriend”. Airfriend. 2023年6月30日閲覧。
  3. ^ Ryobot (エアフレンド開発者)さんはTwitterを使っています AIで架空の友達を育てて共有したり、みんなが育てたAIと話せる無料アプリ「エアフレンド」を個人開発しました。”. Twitter (2021年9月14日). 2022年2月23日閲覧。
  4. ^ AIで架空の友達を育成して会話できるアプリ「エアフレンド」をリリース』(プレスリリース)Ryobot、2021年9月14日https://airfriend.ai/ja/press/2021-09-14-airfriend-on-line/2022年2月23日閲覧 
  5. ^ anymo (2021年9月16日). “AIの人格を育成して架空の友だちを作れる「エアフレンド」が無料で公開。「推し」化させてリアルなやりとりをすることも可能”. 電ファミニコゲーマー. 2022年2月23日閲覧。
  6. ^ エアフレンド公式さんはTwitterを使っています AIであなただけの推し、友達、家族を作成して話せる通話・チャットアプリ「Airfriend」をApp Storeで公開しました!”. Twitter (2023年6月26日). 2023年6月30日閲覧。
  7. ^ a b c Q&A”. Airfriend. 2023年6月30日閲覧。
  8. ^ 鈴木朋子 (2022年1月28日). “エアフレンドとLINEのトークを楽しむ”. マイナビニュース. 2022年2月23日閲覧。
  9. ^ Ryobot (エアフレンド開発者)さんはTwitterを使っています エアフレンドでは高性能な会話AIを提供するために日本最大級の会話モデルである10億パラメータのTransformer (BERT-largeの3倍) を運用しています。”. Twitter (2021年9月14日). 2022年2月23日閲覧。
  10. ^ a b 沓澤真二 (2021年9月17日). “AIを教育して自分好みのLINE友だちに 推しキャラの再現も夢でない無料アプリ「エアフレンド」が人気”. ねとらぼ. 2022年2月23日閲覧。
  11. ^ Ryobot (エアフレンド開発者)さんはTwitterを使っています 本日、エアフレンド株式会社を設立しました。”. Twitter (2021年11月2日). 2022年2月23日閲覧。
  12. ^ アカウントBANの解除と不適切なAIの削除につきましてのご報告とお詫び』(プレスリリース)Ryobot、2022年1月19日https://airfriend.ai/ja/press/2022-01-19-account-ban/2022年2月23日閲覧 
  13. ^ AI育成アプリのエアフレンド、シードラウンドで1.63億円の資金調達を実施』(プレスリリース)エアフレンド株式会社、2022年7月5日https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000104146.html2023年6月30日閲覧 
  14. ^ エアフレンド公式さんはTwitterを使っています LINE版エアフレンドをご利用された皆様への大切なお知らせ”. Twitter (2023年6月26日). 2023年6月30日閲覧。
  15. ^ 吉川大貴 (2021年9月16日). “「会話の精度エグい」 自分で育てたAIとチャットできるLINEアカウントが話題 AI同士でやりとりも”. ITmedia. 2022年2月23日閲覧。
  16. ^ 歴史”. Airfriend. 2023年6月30日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]