漢陽寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Zazanasawa (会話 | 投稿記録) による 2020年7月20日 (月) 02:10個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

漢陽寺(かんようじ)は、山口県周南市鹿野上にある臨済宗南禅寺派の寺院。大本山南禅寺派別格地鹿苑山漢陽寺が、正式名称である。[1]

概要

1374年、用堂明機禅が開山した。禅師は、唐にわたり杭州で竺源遠禅師に師事して11年間に渡り修行と研鑽を積んだ名僧といわれた。

本尊は聖観世音菩薩である。中国三十三観音霊場第十五番札所、山陽花の寺二十四か寺第四番札所にあたる。

庭園

作庭師、重森三玲の作庭による曲水の庭で知られる。この庭は、重森が8年間を費やし、平安時代から鎌倉を経て、桃山時代にいたるさまざまな時代の代表的な庭園様式を楽しむことができるように設えられている。

本堂前庭の曲水の庭、地蔵遊化の庭は平安様式、書院裏の蓬莱山池庭、その東の九山八海は鎌倉様式、三門前の玉澗式枯山水庭は桃山様式になっている。

観光

精進料理で有名。予約が必要。

アクセス

隣の札所

中国三十三観音霊場
特別霊場 般若寺 -- 15 漢陽寺 -- 16 洞春寺
山陽花の寺二十四か寺
3 般若寺 -- 4 漢陽寺 -- 5 龍蔵寺

外部リンク

座標: 北緯34度14分08秒 東経131度48分54秒 / 北緯34.2355度 東経131.815083度 / 34.2355; 131.815083