この項目では、伝統工芸の技法について説明しています。この略称で呼ばれるラジオ番組については「沈黙の金曜日」をご覧ください。 |
沈金(ちんきん)は、漆器の装飾技法の一つである。
漆面に対して刃物で文様を彫り、この痕に金箔、金粉を押し込む。かつては中国、タイ、インドなどでも行われたが、現代では日本で最も盛んに行われており、特に会津塗や輪島塗でよく使われる技法である。箔や、金粉の代わりに顔料を埋め込む場合も有る。また、彫ったままで、何も埋め込まない場合は沈金とは言わずに「素彫り」と言う。中国名は、鎗金(そうきん、戧金と書く文献もある)