エバ (料理)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。エンタシス (会話 | 投稿記録) による 2020年4月16日 (木) 13:30個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (改名済み)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

プレート右側の黄色い物がエバ

エバ(Eba)は、西アフリカ、特にナイジェリア南部で主食として食べられている、キャッサバ粉末から作る食品である。

キャッサバ粉末を湯に入れ、マッシュポテトのような塊になるまで大きな木のスプーンでかき混ぜ、球状にまとめる。

食べる時には、指で少量つまんで小さなボール状にし、オクラショウジョウハグマのスープ等に浸して食べられる。

ブラックアフリカの主食としては他に、西アフリカのフフや東アフリカのウガリ、南アフリカのザザのようなものがあるが、これらもトウモロコシデンプン質の根菜から作られている。

エバは乾燥させて挽いたキャッサバから作られるが、これらは黄色か白色をしている。黄色いものにはヤシ油が混ぜられていて、主にナイジェリアのイボ人によって食べられている。エバは、牛肉、干し魚、マトンなどを入れた具だくさんのスープやシチューとともに食べられることが多い。

関連項目