ウィレム・ド・ジッター

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ウィレム・ド・ジッター

ウィレム・ド・ジッターWillem de Sitter, 1872年5月6日 - 1934年11月20日 、デ・シッテルとも)は、オランダ天文学者フリースラント州スネーク 生まれ。ライデン天文台の台長をつとめた。 1913年に速く動く連星を利用して、光源の運動が光の速さに及ぼす影響を測ることが出来ると唱えた。 1917年に、アインシュタインの重力方程式の解のひとつとしてド・ジッター宇宙モデル(密度と圧力がゼロ、しかし宇宙項は正の値をとる)を発表した。

ド・ジッター宇宙

  • 宇宙はある有限の最小半径を持っており、その大きさ以下には決してなれない。
  • 宇宙の半径が段々小さくなり、ある値(ポテンシャルの壁)まで来ると再び増加していく。

というモデルである。