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和良川

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和良川
宮下橋から上流側を撮影
水系 一級水系 木曽川
種別 一級河川
延長 8.954[1] km
流域面積 133.3 km2
水源和良村と旧明宝村の境付近(岐阜県
河口・合流先 馬瀬川(岐阜県)
流域 岐阜県
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東濃五色川とその周辺の地理

和良川(わらがわ)は、木曽川水系一級河川岐阜県郡上市下呂市を流れる。馬瀬川飛騨川を経て木曽川に合流する3次支川[2][3]

地理

和良川(鹿倉川)・概略図
J000s
和良村と旧明宝村の境付近
jbken
岐阜県道323号(鹿倉橋)
AffluentL
東洞
j005
蛇穴
jbippan
宇山橋
jbkoku
国道256号・岐阜県道323号(荒川橋)
AffluentR
鬼谷川
j005
オオサンショウウオ生息地
jbkoku
国道256号(安郷野橋)
jb006
岐阜県道322号
AffluentL
土京川
jbkoku
国道256号・岐阜県道86号濃飛横断自動車道】(方須大橋)
jbippan
宮上橋
j009
馬瀬川

岐阜県郡上市北部の旧和良村と旧明宝村の境付近から流れる鹿倉川(かくらがわ)を主な水源とし[4]、旧和良村中心部に差し掛かる郡上市和良町宮代付近から和良川と名を変える[1]。和良町宮地付近で鬼谷川と合流すると東に流れを変え、和良町安郷野付近で土京川と合流して南に流れ、下呂市金山町祖師野付近で飛騨川に合流する[4]。鹿倉川の水源から飛騨川合流点までの河川延長は約21キロメートル[4]、うち和良川としての区間は約9キロメートル[1]

旧和良村中心部付近では1キロメートルほどの幅の谷底沖積平野を作り、集落と水田を発達させる[4]。この付近では国道256号が和良川と並行し、東西を結ぶ主要な交通路となっている[4]

水質が良く、餌となる良質の藻が生育する為にの漁場として知られる。1927年昭和2年)に和良川と鬼谷川が、オオサンショウウオ生息地として国の特別天然記念物に指定された[4]。また、1986年(昭和61年)には上流域の和良町野尻にある鍾乳洞の湧き水が蛇穴の水として岐阜県の名水50選に選ばれ、2008年平成20年)には平成の名水百選に選定された。

主な支流

一級河川のみ、下流側から順に記載[1]

主な橋

中流域で国道256号と並行し、荒川橋・安郷野橋・方須大橋などが架かる。

脚注

  1. ^ a b c d 岐阜県 (2021年4月1日). “河川調書” (PDF). 2022年11月22日閲覧。
  2. ^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川コード表編)” (PDF). 2022年11月22日閲覧。
  3. ^ 国土交通省中部地方整備局. “河川コード台帳(河川模式図編)” (PDF). 2022年11月22日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 和良川【わらがわ】”. 角川日本地名大辞典 オンライン版. 2022年11月22日閲覧。

参考文献