千川純一
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千川 純一(ちかわ じゅんいち、1930年10月26日[1] - 2021年12月15日[2])は、日本の物理学者。和歌山県出身。紫綬褒章受章。
略歴
1953年京都大学理学部物理学科卒、1961年理学博士(京都大学、旧制)。
1960年からNHK放送科学基礎研究所でX線回折による結晶の成長と完全性の研究を行い、1984年から1991年まで文部省高エネルギー物理学研究所放射光実験施設長、姫路工業大学教授を経て、1996年から兵庫県立先端科学技術支援センター所長。大型放射光施設SPring-8に県専用ビームラインを提案、産官学の研究を推進している。1990年、日本放射光学会会長[3]。1991年、総合研究大学院大学名誉教授。1992年から1993年まで、日本結晶成長学会会長[4]。2000年、日本学士院賞。
1961年、京都大学より理学博士の学位を取得。論文の題は「多陽極比例計数管X線回折装置」[5]。
受賞
- 1974年 第20回大河内記念技術賞
- 1977年 第19回科学技術功労者表彰
- 1985年 第2回日本結晶成長学会論文賞「Live X-ray Topography」[6]
- 1985年 紫綬褒章
- 2000年 日本学士院賞[7]
脚注
- ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus. “千川純一”. コトバンク. 2019年11月24日閲覧。
- ^ 【訃報】元フォトンファクトリー施設長・千川純一先生がご逝去されました
- ^ “歴代会長”. 日本放射光学会. 2019年11月24日閲覧。
- ^ “日本結晶成長学会 歴代会長”. 日本結晶成長学会. 2019年11月24日閲覧。
- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ “論文賞 歴代受賞者一覧”. 日本結晶成長学会. 2014年9月19日閲覧。
- ^ “恩賜賞・日本学士院賞・日本学士院エジンバラ公賞授賞一覧”. 日本学士院. 2014年9月19日閲覧。