エンブラエル EMB 121
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エンブラエル EMB 121(Embraer EMB 121 Xingu)は、ブラジルのエンブラエルが製造している双発ターボプロップ旅客機である。基本設計はEMB 120であるが、胴体とエンジンは新たに設計されたものである。また軍用輸送機として運用されている機体が多い。
概要
[編集]EMB 121が初飛行したのは1976年10月10日であり、1977年5月20日に軍民で運航が開始された。改良型であるEMB 121AⅢが初飛行したのは1981年9月4日であり、この機体はエンジンが強化され、乗客数と燃料積載量が増やされていた。
生産が終了したのは1987年8月であり、総生産数は106機であった。そのうち51機がブラジル国外に輸出されたが、そのうち43機がフランス空軍で運用され、最大のオペレーターであった。
派生型
[編集]- VU-9 : ブラジル空軍制式採用型
- EMB 121A Xingu I : Pratt & Whitney Canada PT6A-28エンジンを搭載
- EMB 121A1 Xingu II : Pratt & Whitney Canada PT6A-135エンジンを搭載
- EMB 121V Xingu III : Pratt & Whitney Canada PT6A-42エンジンを搭載
採用国(軍用)
[編集]性能一覧(Xingu II)
[編集]- 乗員:2
- 乗客:8~9
- 全長:12.3 m
- 全幅:14.1 m
- 高さ:4.8 m
- 機体重量: 3,620 kg
- 最大離陸重量: 5,670 kg
- 最大速度:465km/h
- 航続距離:2,278km
- 最大上昇限界高度:8,535m(28,000フィート)
- エンジン:Pratt & Whitney Canada PT6A-135双発
- 推進力:560kW(750shp)
参考文献
[編集]- EMB-121 information at Airliners.net
- Endres, Gunter and Gething, Mike. (2002). Aircraft Recognition Guide, (2nd Ed.). New York: Harper Collins Publishers. ISBN 0-00-713721-4