暁 (小説)
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『暁』(旧字体 : 曉、あかつき)は、岡本綺堂が1917年(大正6年)に発表した小説であり、同作を原作とし、1918年(大正7年)製作・公開、田中栄三監督による日本のサイレント映画である。
略歴・概要
小説『暁』の初出は、1917年(大正6年)6月16日に開始した萬朝報での連載である。単行本は、国立国会図書館には所蔵されていない[1]。
映画『暁』は、小説の連載開始から1年が経過していない1918年(大正7年)に、日活向島撮影所が映画化を企画、前年に入社し、小口忠の助監督を務めていた田中栄三の監督第1作となった。4巻もの、40分という当時の向島撮影所のスタンダードなフォーマットで製作され[2]、同年3月16日に浅草公園六区のオペラ館を皮切りに公開された。併映作品は、北山清太郎の1巻ものの短篇アニメーション映画『金太郎』であった[3]。
映画『暁』の上映用プリントは、東京国立近代美術館フィルムセンターに所蔵されておらず[4]、マツダ映画社も所蔵していない[5]。現状、観賞することの不可能な作品である。
映画
暁 | |
---|---|
監督 | 田中栄三 |
脚本 | 岩崎春禾 |
原作 | 岡本綺堂 |
出演者 |
山本嘉一 藤野秀夫 |
撮影 | 不明 |
編集 | 不明 |
製作会社 | 日活向島撮影所 |
配給 | 日活 |
公開 | 1918年3月16日 |
上映時間 | 40分 [2] |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作費 | 2,000円 (当時[2]) |
『暁』(あかつき)は、1918年(大正7年)製作・公開、日活向島撮影所製作、日活配給、田中栄三監督による日本のサイレント映画である。女性の役どころは、女形の五月操、同じく女形でのちの映画監督衣笠貞之助らが演じた。撮影技師・編集技師・現像技師を兼ねる「技手」[2]は不明である。
スタッフ・作品データ
- 製作 : 日活向島撮影所
- 上映時間(巻数) : 40分[2] (4巻)
- フォーマット : 白黒映画 - スタンダードサイズ(1.33:1) - サイレント映画
- 公開日 : 日本 1918年3月16日
- 配給 : 日活
- 初回興行 : 浅草・オペラ館
キャスト
註
外部リンク
- 暁 - 日本映画データベースお