荷重
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荷重(かじゅう、英語:load)とは、力学において、物体の2点間に触れるところで発生する力のこと。
作用方法による分類
- 静荷重(static load)
- 死荷重(dead load)ともいわれ、物体に働く力の大きさや向きが時間に関係なく一定な荷重の事。
- 動荷重(dynamic load)
- 活荷重(live load)ともいわれ、物体に働く力の大きさや向きが時間と共に変わる荷重のこと。
- 交番荷重(alternating load)
- 大きさとともに荷重の方向が繰り返しかわる荷重。
- 繰返し荷重(repeated load)
- 1方向に周期的に繰り返して加わる荷重。
- 移動荷重
- かかる力が移動する荷重。
- 衝撃荷重(impact load)
- きわめて短時間に瞬間的に急激に働く荷重。
物体の変形状態による分類
→「断面力」も参照
- 軸荷重
- 物体の長手方向(軸線方向)に作用する荷重。
- 引張荷重(tensile load)
- 軸荷重のうち、物体を引き伸ばす方向に作用する荷重。張力とも。
- 圧縮荷重(compression load)
- 軸荷重のうち、物体を押し縮める方向に作用する荷重。
- せん断荷重(shear load)
- ある水平面を考えたとき、面の上方と下方で、その面に沿って交互に反対向きに作用する荷重。ねじり荷重に似る。
- 曲げ荷重(bending load)
- 材料を曲げる荷重。引張荷重と圧縮荷重が同時に作用する。
- ねじり荷重(torsional load)
- 物体のある軸線に直角方向のモーメントを発生させるような荷重。
分布状態による分類
- 集中荷重(concentrated load)
- 物体表面の一点に集中して作用する荷重。
- 分布荷重(distributed load)
- 物体表面にある分布をもって作用する荷重。
- 等分布荷重(uniformly distributed load)
- 物体表面に等しく作用する荷重。