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サバフグ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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サバフグ属
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: フグ目 Tetraodontiformes
: フグ科 Tetraodontidae
: サバフグ属 Lagocephalus
学名
Lagocephalus
Swainson1839
タイプ種
クマサカフグ Lagocephalus lagocephalus (Linnaeus, 1758)
和名
サバフグ (鯖河豚)
本文参照

サバフグ属(サバフグぞく、学名 Lagocephalus)はフグ目フグ科に属する分類群。21種が知られている。

無毒種と有毒種とが混在しており、ときおり食中毒事故を起こす。

主な種

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センニンフグ Lagocephalus sceleratus (Silver-cheeked toadfish)

以下を含めることもある。

毒性

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シロサバフグクロサバフグは無毒とされているが、海域や季節により毒性を有する[1]シロサバフグクロサバフグは、トラフグクサフグやコモンフグなどとは異なり、すべての部位にテトロドトキシンを持っていない[要出典]。日本では無毒とされた時期があり、ふぐ料理に用いられたことがある。カナフグは内臓には毒を持つが筋肉は無毒である。この3種が可食種とされている。

しかし、東南アジア産で日本でも希に発見されるドクサバフグは、内臓のみならず筋肉も猛毒で[2]、しばしば無毒のシロサバフグなどに混じって捕獲され、漁業者でも間違えることがある。

クロサバフグやシロサバフグとドクサバフグの違いは、頭の小棘の分布のしかたが代表的である。前者は頭の部分にのみ分布するが、後者は頭のみでなく、背鰭の付け根まで達する。他に尾鰭の切れ込みの深さの違い、腹の膨らみ具合の違いなどでも区別できるが、個体差にも左右されるため見分けるのは難しい。

出典

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  1. ^ 谷山茂人, 柴野啓輔, Ngy Laymithuna, 篠原充, 高谷智裕, 荒川修「萩市近海産シロサバフグ肝臓の毒性」『長崎大学水産学部研究報告』第91号、長崎大學水産學部、2010年3月、1-3頁、ISSN 05471427NAID 110007612162hdl:10069/23780 
  2. ^ ニーライミトナ, 谷山茂人, 柴野啓輔, 余振輝, 高谷智裕, 荒川修「カンボジア・シアヌークヴィル沿岸で採捕されたフグ類におけるテトロドトキシンの分布」『食品衛生学雑誌』第49巻第5号、日本食品衛生学会、2008年、361-365頁、doi:10.3358/shokueishi.49.361ISSN 0015-6426NAID 130000671601 

関連項目

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外部リンク

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