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ブルジェツラフ - ズノイモ線

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基本情報
 チェコ
所在地 南モラヴィア州
起点 ブルジェツラヴ駅
終点 ズノイモ駅
路線番号 246
路線諸元
路線距離 68.7 km
軌間 1435 mm(標準軌
線路数 単線
最高速度 120 km/h
線路等級 D4
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停車場・施設・接続路線
ABZg+r
BB線BO線
eABZg+l
旧ブラチスラヴァ - ブルジェツラフ線
BHF
83.1† ブルジェツラヴ 160 m
WBRÜCKE1
ディイェ川
STR+GRZq
旧モラヴィア=下オーストリア境界線
ABZgl
ブラチスラヴァ - ブルジェツラフ線
ABZgl
オーストリア北部鉄道
BHF
86.0 ボルジー・レス 160 m
ABZgr
ブルジェツラフ - レドニツェ線
eHST
90.8 旧リヒテナウ
HST
ヴァルティツェ市街
BHF
95.8 ヴァルティツェ 190 m
STR+GRZq
旧モラヴィア=下オーストリア境界線
HST
100.4 セドレツ(ミクロヴァ) 180 m
eHST
102.2 旧ドラーゼンホーフェン=シュタイネブルン
BHF
106.9 ミクロヴ・ナ・モラヴェ 205 m
HST
112.4 ブルジー 185 m
HST
114.1 ドブレー・ポレ 185 m
BHF
117.5 ノヴォセドリ 175 m
eABZgl
旧ノヴォセドリ - ツェレンドルフ線
HST
119.7 イェヴィショヴカ 175 m
ABZg+l
ブルノ - ヘヴリーン線
BHF
126.3 フルショヴァニ(イェヴィショヴカ) 190 m
ABZgr
BH線、HZ線

  • フルショヴァニ - ズノイモ線
ABZg+l
ブルノ - ヘヴリーン線
BHF
0.0 フルショヴァニ(イェヴィショヴカ) 190 m
ABZgr
ブルノ - ヘヴリーン線
BHF
7.3 ボジツェ・ウ・ズノイマ
BHF
16.7 ホドニツェ
HST
20.1 ディイェ
ABZg+r
ズノイモ - コリーン線
BHF
25.6 ズノイモ
STRl
オーストリア北西線
  • †: kmは旧ウィーン北駅からの距離
  • 出典: チェコの鉄道地図[1]

ブルジェツラフ - ズノイモ線(チェコ語;Železniční trať Břeclav–Znojmo)は、チェコ国鉄の鉄道線の名称である。路線番号は246

フルショヴァニ~ズノイモ間は、1870年にオーストリア国鉄によって開業した。残りのブルジェツラフ~フルショヴァニ間は、1872年に皇帝フェルディナント北部鉄道によって開業した[2]

歴史

オーストリア国家鉄道会社

グルースバッハ - ツナイム間鉄道敷設許可は帝国特認オーストリア=ハンガリー国家鉄道会社(k.k. privilegierte Österreichisch-Ungarische Staatseisenbahn-Gesellschaft, StEG)に、ウィーン - ブリュン間の鉄道建設と関連して、与えられた。第二条には、この路線を延長してウィーン - ピルゼン鉄道と結びつける義務が明示されている[3]。1870年9月15日にグルースバッハ - ツナイム区間はシュトレーリッツ(現在ストジェリッツェ) - グルースバッハ区間と共に開業された[4]。1909年10月にStEGの国有化で、この路線もオーストリア帝国鉄道(k.k. Staatsbahnen, kkStB)に編入された。

チェコスロバキア鉄道

第一次世界大戦の終戦後、チェコスロバキア国営鉄道(Československé státní dráhy, ČSD)の創立でこの路線はČSDにより引き受けることとなった。1920年代末以後、モラビアの中心部ブルノでズノイモ行きの列車が配置された。1938年ナチス・ドイツによるズデーテン地方の占領で、この路線はドイツ国営鉄道のウィーン管理局に属することとなった。第二次世界大戦の終戦後、国営鉄道は再建され、この路線はČSDの鉄道網へ戻った。

チェコ鉄道

1993年1月1日チェコとスロバキアの分離により、新生のチェコ鉄道(České dráhy, ČD)がこの路線を引き受けた。1990年代の中期にほとんどの列車がブジェツラフ - ズノイモ区間を通行して、ブルノ方面の列車通行は漸次に重要性を失った[5]

運行形態[6]

快速「スピェシニー(Sp)」

下記1系統の季節列車が運行されている。

  • エクスプレス・パーラヴァ・ポディイー号: ブルノ - ブルジェツラフ - ズノイモ - シャトフ 【土曜・休日運行】
    春季・夏季は、土曜・休日とも一日1往復の運行。ブルジェツラフ以東は250号線と、ズノイモ以東は248号線と直通する。秋・冬は、休日に限り、ズノイモ→ブルジェツラフの片道1本のみが運行する。
    過去のダイヤ:
    2015年以前は、夏季の土曜日のみの運行であった。西行に限りノヴォセドリにも停車していた。
    2016年に、夏季の休日もブルノ - ズノイモ間で運行する様になった。
    2017年に、休日もシャトフまで延長された他、上下ともノヴォセドリ通過に変更された。
    2018年以降、運行期間が春季にも拡大した。また2018年に限り、フルショヴァニ以北244号線に直通し、フルショヴァニ - ブルジェツラフ間を経由しなかった。
    2019年は、2017年以前同様ブルジェツラフ経由で運行される。
    2020年末に、秋・冬にも片道1本が運行される様になった。

  • 過去の運行系統
    • ミクロフ - フルショヴァニ - ブルノ
      2017年度、春季の土曜日・休日のみ運行していた系統。ヴァルチツェ町 - ミクロフ間はノンストップ。2018年に、エクスプレス・パーラヴァ・ポディイー号に統合された。

普通

平日は毎時1本、休日は2時間に1本の運行。ブルジェツラフで、330号線のプルジェロフ方面普通と接続する(平日は、半数が特急とも接続する)。平日の半数と、休日の一部は、ボルジー・レスとヴァルチツェを通過する。

臨時列車

  • ミクロフ・ズノイモ方面エクスプレス(快速)
    年1日、ブルノ - ブルジェツラフ - ズノイモ間に、1往復のみ運行する。ブルジェツラフ以北は250号線に直通する。ズノイモ方面行は、快速と同じ停車駅である。ブルノ行は、ズノイモ - フルショヴァニ間の各駅とノヴォセドリ、ミクロフ、ヴァルチツェに停車する。2017,19,20年運行。
    2017年度は、ミクロフ以東で年2日の運行であった。また、ズノイモ行がノヴォセドリに、ブルノ行がブルジェジーにも停車していた。2019年もミクロフ以東で年2日の運行であったが、停車駅は現在と同じであった。
  • ズノイモ歴史ワイン祭列車(普通)
    年1日、ズノイモ → フルショヴァニ間に片道1本のみ運行する。各駅に停車する。2017-20年運行。
  • ズノイモ歴史ワイン祭列車(快速)
    夏に年1日、ブルノ - フルショヴァニ - ズノイモ間に一日1往復が運行する。フルショヴァニ以北は244号線に直通する。ズノイモ行はフルショヴァニ - ズノイモ間ノンストップであるが、ブルノ行は各駅に停車する。2018年運行。

駅一覧

以下では、チェコ国鉄246号線の駅と営業キロ、停車列車、接続路線などを一覧表で示す。

  • 種別
    • Sp:快速
    • Os:普通
  • 停車駅
    • 印:全列車停車
    • 印:大部分停車、一部通過
    • 印:半数停車
    • |印:全列車通過
路線名 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ Sp Os 接続路線 所在地
246 ブルジェツラフ駅 - ウィーンから
83.1
フルショヴァニから
43.2

252号線(プラハ方面、ブダペスト方面)
330号線(ワルシャワ方面)
オーストリア国鉄901号線(グラーツ方面)

南モラヴィア州 ブルジェツラフ郡
ボルジー・レス駅 2.9 86.0 40.3 253号線(レドニツェ方面)
ヴァルチツェ町駅 8.2 94.2 32.1  
ヴァルチツェ駅 1.6 95.8 30.5  
セドレツ・ウ・ミクロヴァ駅 4.6 100.4 25.9  
ミクロフ・ナ・モラヴェ駅 6.5 106.9 19.4  
ブルジェジー駅 5.5 112.4 13.9  
ドブレー・ポレ駅 1.7 114.1 12.2  
ノヴォセドリ駅 3.4 117.5 8.8  
イェヴィショフカ駅 2.2 119.7 6.6  
フルショヴァニ・ナド・イェヴィショフコウ駅 6.6 126.3 0.0 244号線 ズノイモ郡
ボジツェ・ウ・ズノイマ駅 7.3   7.3  
ホドニツェ駅 9.4   16.7  
ディイェ駅 3.4   20.1  
ズノイモ駅 5.5   25.6 241号線248号線

参考文献

  • Alfred Horn (1970) (ドイツ語). Die Kaiser-Ferdinands-nordbahn. Die bahnen Österreich-Ungarns. Band 2. Bohmann Verlag 

脚注

  1. ^ Zdeněk Hudec u. a. (2006) (チェコ語). Atlas drah České republiky 2006–2007 (2nd ed.). Praha: Pavel Malkus. ISBN 80-87047-00-1 
  2. ^ http://www.zelpage.cz/trate/ceska-republika/trat-246
  3. ^ (ドイツ語) Reichs-Gesetz-Blatt für das Kaiserthum Oesterreich (1867): 6. Concessionsurkunde vom 1. December 1866. Wien: Kaiserlich-königliche Hof- und Staatsdruckerei. (1867). pp. 11–17. https://alex.onb.ac.at/cgi-content/alex?aid=rgb&datum=18670004&seite=00000011 
  4. ^ “Mittheilung über Eisenbahnen und sonstige Transport-Veranstaltungen: Oesterreichische Correspondenz” (ドイツ語). Zeitung des Vereins Deutscher Eisenbahn-Verwaltungen (No. 37): pp. 646, 647. (1870年9月16日). https://www.digitale-sammlungen.de/de/view/bsb10934039?page=672,673 
  5. ^ Jahresfahrplan 1995/1996 der ČD - 1995年5月28日より有効。
  6. ^ http://www.szdc.cz/provozovani-drahy/knizni-jizdni-rady.html