コンテンツにスキップ

宇城市立図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Akas1950 (会話 | 投稿記録) による 2023年1月17日 (火) 23:45個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (出典無効を修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

宇城市立図書館
Uki City Library
施設情報
専門分野 総合
事業主体 宇城市
開館 2005年平成17年)1月15日
所在地 宇城市(4館)
統計・組織情報
蔵書数 267,959冊・点[1](2020年時点)
貸出数 256,906冊・点[1](2019年)
条例 宇城市立図書館条例
職員数 26人[2]
公式サイト https://www.museum-library-uki.jp/library/
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
テンプレートを表示
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML

宇城市立図書館(うきしりつとしょかん)は、熊本県宇城市にある図書館である。宇城市立図書館本館と三角分館、小川分館、豊野分館の4館からなる。

歴史

2005年(平成17年)1月15日に三角町不知火町松橋町小川町豊野町が合併して宇城市となるにあたって各町の図書館がそれぞれ宇城市立三角図書館、不知火図書館、松橋図書館、小川図書館、豊野図書館となった。当初は松橋図書館を中央図書館としていたが[3]、その後は不知火図書館を中央図書館とした[4]

2010年(平成22年)4月から移動図書館の巡回を開始した[5]

2015年(平成27年)7月に松橋図書館を閉館し、中央図書館へと統合した。

2016年(平成28年)3月20日に豊野図書館を移転し、中央図書館豊野分館とした。同年4月の熊本地震により中央図書館が被災し、天井を覆う鉄製の装飾が落ち、壁が崩れ、書架の一部が傾き、窓ガラスも割れる被害を受けて休館となり[6]、2017年(平成29年)7月7日に開館した。

2018年(平成30年)4月、三角図書館、小川図書館をそれぞれ中央図書館三角分館、中央図書館小川分館とした。

宇城市は宇城市立図書館及び宇城市不知火美術館の指定管理者を2020年(令和2年)10月16日から募集し[7]、同年11月26日にカルチュア・コンビニエンス・クラブを選定したと公開した後[8][9]、12月10日に議会で可決された。2022年4月1日から開始と予定された。

2021年8月2日から改修のため中央図書館が休館[10]

2022年(令和4年)4月、全館について宇城市立中央図書館を宇城市立図書館と改称[11]、不知火文化プラザ[12]としていた施設名称を不知火美術館・図書館と変更して3日に開館した[13]

サービス

貸出の利用者申請登録は国内居住者が対象である[14]

館外貸出
図書:15冊まで2週間以内
AV資料:2点まで2週間以内
開館時間
本館:平日土日祝:9時00分 - 21時00分
三角分館、小川分館、豊野分館:平日土日祝 10時00分 - 18時00分
休館日
本館:なし
三角分館、小川分館、豊野分館:月曜日(祝日の時はその翌日)、年末年始、特別整理日

宇城市立図書館本館

宇城市立図書館
宇城市立図書館のある不知火美術館・図書館(宇城市立中央図書館と不知火文化プラザだった2009年の撮影)
施設情報
前身 宇城市立中央図書館、宇城市立不知火図書館、不知火町立図書館
専門分野 総合
事業主体 宇城市
建物設計 北川原温+伊藤建築事務所
延床面積 932.4 m2
開館 1999年平成11年)7月19日
所在地 869-0552
熊本県宇城市不知火町高良2352番地
位置 北緯32度38分48.91秒 東経130度40分8.88秒 / 北緯32.6469194度 東経130.6691333度 / 32.6469194; 130.6691333座標: 北緯32度38分48.91秒 東経130度40分8.88秒 / 北緯32.6469194度 東経130.6691333度 / 32.6469194; 130.6691333
ISIL JP-1003046
統計・組織情報
蔵書数 123,742冊・点[1](2020年時点)
貸出数 136,204冊・点[1](2019年)
条例 宇城市立図書館条例
館長 瀬川優希[15]
地図
地図
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
テンプレートを表示

1999年(平成11年)7月19日に不知火町立図書館として開館し、2005年(平成17年)1月15日の合併により宇城市立不知火図書館となり、さらに宇城市立中央図書館となった[4]。2022年(令和4年)4月より宇城市立図書館となった[11]

施設

不知火美術館・図書館(旧称・不知火文化プラザ)に宇城市不知火美術館と併設されている。施設は不知火文化プラザとして2001年、第17回図書館協会建築賞を受賞した[16]。2022年4月3日より不知火美術館・図書館と改称し[13]、こども絵本のいえを増築した。

建物概要
地上1階
延床面積:1,793.18m²(新築時)

宇城市立図書館三角分館

1995年(平成7年)5月8日に旧法務局を改築して三角町立図書館として開館し[17]、2005年(平成17年)1月15日の合併により宇城市立三角図書館となった。2008年(平成20年)11月より隣に新たな建物を新築して[18]、2009年(平成21年)3月21日に移転開館し、2018年(平成30年)4月に宇城市立中央図書館三角分館となった[2]。2022年(令和4年)4月より宇城市立図書館三角分館[11]

所在地
宇城市三角町波多219番地1
位置
北緯32度36分46.83秒 東経130度28分14.72秒 / 北緯32.6130083度 東経130.4707556度 / 32.6130083; 130.4707556 (三角分館)

宇城市立図書館小川分館

1999年(平成11年)4月1日、小川町総合文化センター・ラポート内に[19]小川町立図書館として開館し、2005年(平成17年)1月15日の合併により宇城市立小川図書館となり、2018年(平成30年)4月に宇城市立中央図書館小川分館となった[2]。2022年(令和4年)4月より宇城市立図書館小川分館[11]

所在地
宇城市小川町江頭80番地
位置
北緯32度35分34.88秒 東経130度42分16.16秒 / 北緯32.5930222度 東経130.7044889度 / 32.5930222; 130.7044889 (小川分館)

宇城市立図書館豊野分館

合併前の豊野町には豊野町図書室があったが、2005年(平成17年)1月13日に図書館を開館、同月15日の合併により宇城市立豊野図書館となった。2016年(平成28年)3月20日に豊野支所内に移転して宇城市立中央図書館豊野分館となった[2][20]。2022年(令和4年)4月より宇城市立図書館豊野分館[11]

所在地
宇城市豊野町糸石3516番地1
位置
北緯32度38分20.98秒 東経130度44分59.22秒 / 北緯32.6391611度 東経130.7497833度 / 32.6391611; 130.7497833 (豊野分館)

移動図書館

2010年(平成22年)3月17日に移動図書館車「うきうき号」の運行式を挙行、4月から巡回を開始した[5]

かつてあった図書館

宇城市立松橋図書館
1974年(昭和49年)に松橋町立図書館として開館した[21]。1987年(昭和62年)4月1日に旧松橋小学校の校舎を改装した建物に移転し[22]、2005年(平成17年)1月15日の合併により宇城市立松橋図書館となった。合併当初は中央図書館であった[3]。2015年(平成27年)7月に老朽化などを理由として閉館し[23]、中央図書館へと統合された[2]。その後、図書を取り寄せて借りることのできる松橋ブックサービスが松橋公民館に置かれたが[24]、2019年(令和元年)12月に廃止された[25]。また、松橋図書館の廃止を受けて住民が2016年(平成28年)2月6日に「街なか図書館 濱まち」を[23]、同年4月3日に「街なか図書館 出町」を開設した[26]

脚注

  1. ^ a b c d 令和2年度(2020年度)要覧. 熊本県立図書館、くまもと文学・歴史館. (2020-06). https://www2.library.pref.kumamoto.jp/?page_id=439 
  2. ^ a b c d e 宇城市の教育 平成31年度”. 宇城市教育委員会. 2020年12月1日閲覧。
  3. ^ a b 平成16年度年報. 熊本県立図書館、熊本近代文学館. (2005-08-01). p. 42 
  4. ^ a b 平成18年度年報. 熊本県立図書館、熊本近代文学館. (2007-08-01). p. 34 
  5. ^ a b 移動図書館車運行式 絵本を載せて走る車に歓声」『広報うき』第87号、熊本県宇城市、2010年4月1日、13頁。 
  6. ^ “熊本県立図書館、50日ぶり再開 読み聞かせの会、広がる笑顔”. 朝日新聞: p. 31. (2016年6月2日) 
  7. ^ 「宇城市立図書館」及び「宇城市不知火美術館」の指定管理者を募集します”. 宇城市 (2020年10月16日). 2020年11月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月1日閲覧。
  8. ^ 宇城市立図書館及び宇城市不知火美術館指定管理者(候補者)の選定結果について”. 宇城市 (2020年11月26日). 2020年12月1日閲覧。
  9. ^ “「ツタヤ」を指定管理に 宇城市の図書館と美術館 カフェや書籍販売”. 西日本新聞. (2020年12月2日). https://www.nishinippon.co.jp/item/n/669429/ 
  10. ^ 8月2日から改修工事のため長期休館します」『広報うき』第222号、熊本県宇城市、2021年7月、20頁。 
  11. ^ a b c d e 令和3年第4回定例会 11月30日 本会議 - 第14 議案第84号 宇城市立図書館条例等の一部を改正する条例の制定について 詳細説明
  12. ^ 不知火文化プラザ”. 宇城市 (2010年2月10日). 2022年4月4日閲覧。
  13. ^ a b 不知火美術館・図書館の新しいホームページはこちらから! - 宇城市”. www.city.uki.kumamoto.jp. 2022年4月3日閲覧。
  14. ^ 宇城市立図書館条例施行規則 平成17年1月15日 教育委員会規則第21号 (令和4年4月1日施行)第4条 図書館資料の貸出しを受けることができる者は、日本国内に住所を有する者とする”. 宇城市. 2023年1月18日閲覧。
  15. ^ “「人口10倍の来館目指す」熊本県宇城市の図書館 民間委託で刷新”. 毎日新聞. (2022年4月1日). https://mainichi.jp/articles/20220401/k00/00m/040/098000c 
  16. ^ 不知火文化プラザ”. 熊本県. 2020年12月2日閲覧。
  17. ^ 宇城市立三角図書館”. 宇城市. 2007年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月2日閲覧。
  18. ^ ~ 宇城市立 三角図書館 起工式 ~”. 熊本綜合設計BLOG (2008年11月11日). 2020年12月2日閲覧。
  19. ^ 総合文化センターラポート”. 小川町. 2003年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月2日閲覧。
  20. ^ “今月の表紙”. 広報うき (熊本県宇城市) (159): 1-2. (2016-04-01). https://www.city.uki.kumamoto.jp/q/aview/398/10224.html. 
  21. ^ 郷土資料事典熊本県・観光と旅. 人文社. (1986-03-01). p. 40 
  22. ^ 宇城市立松橋図書館”. 宇城市 (2010年2月10日). 2010年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月2日閲覧。
  23. ^ a b “空き店舗に手作り図書館 宇城・松橋の住民会を結成、費用も負担”. 読売新聞: p. 31. (2016年1月23日) 
  24. ^ 松橋ブックサービス・案内”. 宇城市立図書館. 2016年5月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月2日閲覧。
  25. ^ 臨時休館及び松橋ブックサービスの閉鎖について”. 宇城市立中央図書館 (2019年12月1日). 2020年12月2日閲覧。
  26. ^ “街なか図書館ってどんなところ?”. 広報うき「ウキカラ」 (熊本県宇城市) (191): 5. (2018-12-01). https://www.city.uki.kumamoto.jp/q/aview/415/14036.html. 

関連項目

外部リンク