ユングフラウヨッホ
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ユングフラウヨッホ (Jungfraujoch)は、スイス、ベルナーオーバーラント地方の山、ユングフラウとメンヒを結ぶ稜線の鞍部(ヨッホ)に位置する地名を指す。ベルン州とヴァレー州の境にあり、「スイスアルプス ユングフラウ - アレッチ」として世界遺産に登録されているエリアに入る。
概要
ユングフラウヨッホの標高は3466m。クライネ・シャイデックからユングフラウ鉄道がユングフラウヨッホ駅まで結んでいる。標高3454mのユングフラウヨッホ駅は、ヨーロッパで最も標高が高い鉄道駅である[1]。ユングフラウヨッホは観光マーケティング上のブランド名として、「トップ・オブ・ヨーロッパ Top of Europe」という名称を使用、世界中から年間70万人近くの観光客が訪れている。
2012年にはユングフラウ鉄道全線開通100周年を迎えた。
ユングフラウヨッホ駅にあるヨーロッパで最も高所にある郵便局「ユングフラウヨッホ山頂郵便局」(標高3,454m)は日本で最高地点となる「富士山五合目簡易郵便局」(標高2,305m)と1993年から姉妹提携を結んでいる。
主な設備
- スフィンクス展望台
- 高速エレベーターで上がる標高3571mのスフィンクス展望台から、スイスアルプス最大、最長のアレッチ氷河をはじめ、ベルナーアルプス、ヴァレーアルプスなどの眺望が広がる[2]。
- アイスパレス
- アレッチ氷河の下に造られた氷の宮殿で、氷の回廊を徒歩で回りながら、氷の彫刻を鑑賞できるようになっている。氷原が広がるプラトー展望台にも出ることができる。
- レストラン
- アラカルトレストラン、グループ用レストラン、セルフサービスレストランなど合計5つのレストランがある。
- 雪上アトラクション
- ユングフラウヨッホにある「スノーファン トップ・オブ・ヨーロッパ」では、スキー/スノーボード、チロリエンヌ、スレッジパークなど、雪上の様々なアトラクションが楽しむことができる。
- アルパイン・センセーション
- ユングフラウ鉄道全線開通100周年記念事業のひとつとしてユングフラウに完成した新しいアトラクション。ダイナミックな映像とサウンド、イルミネーションを駆使して、ユングフラウ鉄道とユングフラウ地方の歴史と魅力を紹介している。
脚注
- ^ PIE BOOKS『世界の絶景鉄道』パイインターナショナル、2016年、10頁。ISBN 978-4-7562-4833-6。
- ^ “「スイス絶景世界遺産ツアー!前篇」”. 日本テレビ. 2018年5月12日閲覧。