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カコストロボ

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カコストロボ株式会社
KAKO CORPORATION
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
東京都品川区五反田3-120-4 東商ビル7階
業種 電気機器
事業内容 ストロボの製造、販売
主要子会社 カコインターナショナルコーポレーション
株式会社カコ(製造)
特記事項:特約店は浅沼商会、近江屋写真用品、樫村(現加賀電子)、敷島写真要品、美篶商会
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カコストロボ株式会社は、エレクトロニックフラッシュ(ストロボ)を製造、販売していたメーカー。旧社名は株式会社光電舎。

概要

小型ストロボからセパレートストロボ、ストロボスコープ(マルチプルストロボと呼んだ)など、ストロボ本体のラインナップが豊富で、さらにスレーブ同調器(リモートコントローラーと呼んだ)やフラッシュメーター(ストロボの閃光に対応した露出計)などアクセサリの開発にも意欲的な、代表的なストロボメーカーであった。

1970年代に倒産、日立コンデンサ(現在の日立エーアイシー)に事業が引き継がれたが、ほどなくして撤退。特機部門は独立し、1977年にプロペット株式会社となった。プロペットは、モノブロックストロボを始めとして、各種の業務用ストロボを製造、販売している。

なお倒産の前後労働組合が経営陣と激しく対立、カコ争議と呼ばれ、日本の労働争議では歴史に残るものとなった。

製品

オートビーム

発光部のプロテクターはカラーの発色を良くするため独特のアンバー色になっていた[1]

  • クリップオンストロボ
  • セパレートストロボ
  • ストロボスコープ(マルチプルストロボ)
  • スレーブ同調器(リモートコントローラー)

出典

  1. ^ 『カメラ毎日別冊 '77年版カメラ買物情報』p.208。

参考文献

  • 「CATALOGUE」カコストロボ(発行年不明)
  • 「カコストロボ総合カタログ」日立コンデンサ ストロボ営業部(1975年発行と思われる)
  • 「フォトアート臨時増刊 写真百科」1956年 研光社
  • 『カメラ毎日別冊 '77年版カメラ買物情報』毎日新聞社

外部リンク