タールハイム (ハイルブロン郡)
紋章 | 地図 (郡の位置) |
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基本情報 | |
連邦州: | バーデン=ヴュルテンベルク州 |
行政管区: | シュトゥットガルト行政管区 |
郡: | ハイルブロン郡 |
緯度経度: | 北緯49度05分05秒 東経09度11分44秒 / 北緯49.08472度 東経9.19556度座標: 北緯49度05分05秒 東経09度11分44秒 / 北緯49.08472度 東経9.19556度 |
標高: | 海抜 216 m |
面積: | 11.62 km2 |
人口: |
5,068人(2022年12月31日現在) [1] |
人口密度: | 436 人/km2 |
郵便番号: | 74388 |
市外局番: | 07133 |
ナンバープレート: | HN |
自治体コード: |
08 1 25 094 |
行政庁舎の住所: | Rathausplatz 18 74388 Talheim |
ウェブサイト: | www.talheim.de |
首長: | ライナー・グレスレ (Rainer Gräßle) |
郡内の位置 | |
地図 | |
タールハイム (ドイツ語: Talheim) は、ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州ハイルブロン郡の町村(以下、本項では便宜上「町」と記述する)。シュトゥットガルト大都市圏周縁部に属す。
地理
[編集]位置
[編集]タールハイムはハイルブロン郡南部のネッカー川沿いに位置する。北の境界は大規模都市ハイルブロンに、南はラウフェン・アム・ネッカーに接する。町内をネッカー川の支流であるショツァハ川が貫通している。町の北東部には高さ285mのハイゲルン山がある。
隣接する市町村
[編集]タールハイムに隣接する市町村は、北東から時計回りに、フライン、ウンターグルッペンバッハ、イルスフェルト、ラウフェン・アム・ネッカー(以上いずれもハイルブロン郡)、ハイルブロン(郡独立市)である。タールハイムは、フラインとともに、フラインに本部を置く自治体行政連合「フライン=タールハイム」を形成する。
歴史
[編集]現在のタールハイムの地域には新石器時代にはすでに人が定住していた。発掘された骨格や陶片は、紀元前5000年から4900年頃以降の入植地であることを示している。『タールハイムの虐殺』と呼ばれる墳墓は、34体の新石器時代の男性骨格が出土したことで知られており、2007年の秋にはハイルブロンで展覧会も開催された。
現在のタールハイムの起源は、6世紀ないしは7世紀である。村の名前の語尾にある "-heim" は、フランケン語に由来する。タールハイムが初めて文献に記録されるのは、1230年である。17世紀までタールハイム家が治めたが、この他に自由地や、ヴュルツブルク、ヘッセン、ブランデンブルク、あるいはヴュルテンベルクのレーエンが混在していた。1356年にヴュルテンベルク公も地所と権利を獲得している。1499年には、タールハイムの2/3をドイツ騎士団、残りの1/3をゲンミンゲン家が領していた。
1805年にはドイツ騎士団の所領が、翌1806年にはゲンミンゲン家の所領もヴュルテンベルク領となった。タールハイムは、オーバーアムト・ハイルブロンに組み込まれた。
第二次世界大戦後には多くの住宅地が整備された。1966年に新しい学校が建設され、新しく運河が整備され、水道供給が始まった。また、ブドウ畑や耕地が区画整理され、工業地域が設けられた。
タールハイムは、特に鉱泉や薬湯、あるいはシュヴァーベン=アレマン・ファストナハト(謝肉祭の行事)で、特に良く知られている。
宗教
[編集]タールハイムには、独自のプロテスタント教会組織と、(フラインと共通の)カトリック教会組織が、それぞれ一つずつある。2004年現在、プロテスタントの信者が2,076人、カトリックの信者が1,523人である。1942年までタールハイムには、有力なユダヤ教組織があった[2]。
行政
[編集]議会
[編集]タールハイムの議会選挙は、14人の議員からなり、これに議長を務める首長が加わる。
紋章と旗
[編集]図柄: 銀地。紋章の左端(向かって右端)から突きだした赤い服を着た下腕。手には、黒いブドウナイフ(ハーペ)を持っている。町の旗は、黒 - 白である。
ブドウナイフを持った手の図柄は、タールハイムの紋章に1550年から現れる。17世紀から18世紀にかけてはこれに星や花が追加された。18世紀の標識石には、1本のあるいは十字に組み合わされた2本のブドウナイフが刻まれている。1903年頃に他の図柄が印章に現れる。それは、5連アーチの橋の下にヴュルテンベルクの鹿の角が2本描かれたものである。アーチ橋はショツァハ川に架かる橋をシンボライズしたものである。1930年、タールハイムは、1746年の印章に基づく、古い図柄を紋章として採用した。第二次世界大戦後に、図柄が簡略化される際に、ブドウナイフが間違って、鎌に描き替えられてしまった。1961年バーデン=ヴュルテンベルク州文書局の提案により、再び修正された。紋章の配色は、1927年に文書局に提案されたものである。1963年3月15日にこの紋章はバーデン=ヴュルテンベルク州内務省の認可を得、旗が与えられた。[3]
友好都市
[編集]文化と見所
[編集]建築
[編集]- オベーレス・シュロス(オベーレ・シュロスとも。「上の城」の意)は、12世紀にその起源を遡る。「シュミットベルクの小城」としてここに建てられた居館がそれで、18世紀からはユーデンシュロス(「ユダヤ人の城」)として知られている。
- ウンテーレス・シュロス(「下の城」)は、18世紀に建てられた。
- プロテスタントのキリアン教会は、13世紀に起源を持つ。
- プロテスタントの牧師館。ここにはかつて、ドイツ騎士団の事務局が置かれていた。1806年以後は村長の執務館となり、その後、牧師館として使われた。現在の建物は1886年のものである。
- カトリックの巡礼教会「我らの聖母」教会(1886年から87年)には、14世紀の聖母像の祭壇がある。
- カトリックの司祭館は、1863年建造の後期古典様式の建築。
- タールハイムの町の中心部には、多くの歴史的木組み建築が遺されている。
- ラートハウス広場(役場広場)の季節の泉は、ウルズラ・シュトックにより1991年に創作された。
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ラートハウス広場の背後にそびえる「上の城」
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ゾントハイマー通り沿いの「下の城」
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プロテスタントのキリアン教会
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牧師館
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カトリック教会
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カトリック教会内部
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タールハイムの聖母
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司祭館
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ツェーント通りの木組み建築
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季節の泉
建築の項の出典は、[4]
経済と社会資本
[編集]様々な企業の他、この町はブドウ畑で知られる。
ブドウ畑
[編集]ブドウは主にブドウ生産者組合フライン=タールハイムにより出荷されている。タールハイムは、ヴュルテンベルク・ワインのヴュルテンベルク・ウンターラント地方キルヒェンヴァインベルク、シュタウフェンベルク地区に属す。
交通
[編集]タールハイム中心部から西部の町域内、ラウハー・シュティヒ産業地域に接して連邦道B27号線が走っている。アウトバーンA81号線は、隣接するイルスフェルトおよびウンターグルッペンバッハにインターチェンジがある。
最寄りの駅は、ラウフェン・アム・ネッカーのハイルブロン - シュトゥットガルト路線の駅である。タールハイムは、マールバッハ・アム・ネッカーからハイルブロン南への狭軌鉄道ボットヴァールタール鉄道が通っていたが、この区間は1968年に廃止された。
メディア
[編集]タールハイムでの出来事は、日刊紙 Heilbronner Stimmeの南東部版 (SO)に掲載される。これに加えて、町の広報紙 Mitteilungsblatt Talheimが毎週発刊されている。[5]
人物
[編集]出身者
[編集]- オイゲン・クレプファー(1886年 - 1950年)俳優、ウーファの役員。
出典と脚注
[編集]- ^ Statistisches Landesamt Baden-Württemberg – Bevölkerung nach Nationalität und Geschlecht am 31. Dezember 2022 (CSV-Datei)
- ^ タールハイムにおけるユダヤ教組織の歴史については、Initiative "Mahnung gegen Rechts" を参照のこと。
- ^ 紋章と旗の項の出典:
Heinz Bardua: Die Kreis- und Gemeindewappen im Regierungsbezirk Stuttgart. Theiss, Stuttgart 1987, ISBN 3-8062-0801-8 (Kreis- und Gemeindewappen in Baden-Württemberg, 1). S. 130
Eberhard Gönner: Wappenbuch des Stadt- und des Landkreises Heilbronn mit einer Territorialgeschichte dieses Raumes. Archivdirektion Stuttgart, Stuttgart 1965 (Veröffentlichungen der Staatlichen Archivverwaltung Baden-Württemberg, 9). S. 133 - ^ Julius Fekete: Kunst- und Kulturdenkmale in Stadt und Landkreis Heilbronn. 2. Auflage. Theiss, Stuttgart 2002, ISBN 3-8062-1662-2 、および インフォメーション、写真、歴史 (www.talheim.de)
- ^ Mitteilungsblattsの出版社のウェブサイト