ソナタとインターリュード
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『ソナタとインターリュード』(Sonatas and Interludes )は、アメリカの作曲家ジョン・ケージが1946年2月から1948年3月にかけて作曲した、プリペアド・ピアノのための楽曲。ケージの友人であり初演者であるマロ・アジェミアン(Maro Ajemian、1921年 - 1978年)に献呈されている。
演奏時間
[編集]70分
ピアノのプレパレーション
[編集]グランドピアノの88音のうち45音にプレパレーションが施されている。使用する「材料」は以下の通りで、単独、または複数を組み合わせて使用する。
1音ごとに取り付ける材料、取り付ける弦、取り付け位置(ダンパーからの距離)は細かく指定されており、例えば中央「ハ」音の場合、
- 左と真ん中の弦の、ダンパーから14.1/2インチ(約17.9cm)のところにボルト
- 真ん中と右の弦の、ダンパーから7/8インチ(約2.2cm)のところにボルト
- 3本の弦の、6.1/2インチ(約7.7cm)のところにゴム
を取り付ける。
構成
[編集]16曲の「ソナタ」と4曲の「インターリュード」の全20曲から成っており、全体はシンメトリカルに構成されている。ソナタ14と15は2曲で1セットになっており、"Gemini - after the work of Richard Lippold "という副題がつけられている[1]。
- ソナタ 1 - 2 - 3 - 4、第1インターリュード、ソナタ 5 - 6 - 7 - 8
- 第2インターリュード、第3インターリュード
- ソナタ 9 - 10 - 11 - 12、第4インターリュード、ソナタ 13 - 14 & 15 - 16
ソナタは9-11の3曲を除き2部形式で、||: A :||||: B :|| の構造になっている。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- Peters社の楽譜