オーストラリアクイナ
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オーストラリアクイナ | |||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Rallus maculatus (Temminck, 1831) | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
Lewinia pectoralis | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
オーストラリアクイナ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Lewin's Rail |
オーストラリアクイナ(濠太剌利水鶏、学名:Rallus pectoralis) は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。本種をオーストラリアクイナ属(Lewinia)に分類する説もある。その場合学名は、Lewinia pectoralisとなる。
分布
[編集]フィリピンからニューギニア島、オーストラリア、タスマニア島、オークランド諸島に分布する。
形態
[編集]体長17-23cm。頭頂部から後頸にかけては赤茶色で黒い斑がある。背中は暗い褐色で黒い筋が入る。翼は黒色で白色の縞模様が入る。喉から胸にかけては青みがかった灰色で、腹部は黒地に白い斑が入っている。嘴は赤褐色で、虹彩は褐色、脚は淡く赤みがかった褐色である。
生態
[編集]マングローブ林や森林内の湿地、低山にある草原に生息する。茂みの中で生活するが、水上を泳いだり潜ったりすることもできる。
昆虫類や軟体動物を捕食するほか、植物の種子や地下茎なども食べる。
繁殖期はオーストラリアにおいては8-12月で、アシなどの茂みの中に営巣し、1腹4-6個の卵を産む。抱卵期間は約20日である。
人間との関係
[編集]オーストラリアの一部の州では、生息数が減少しているため保護されている。
亜種
[編集]以下の9亜種に分類される。
- Rallus pectoralis pectoralis
基亜種。オーストラリアの東部に分布する。
- Rallus pectoralis mirificus
フィリピン(ルソン島)に分布する。別種として扱う説もある。
- Rallus pectoralis exsul
- Rallus pectoralis mayri
- Rallus pectoralis captus
- Rallus pectoralis insulsus
- Rallus pectoralis alberti
ニューギニア島に分布する。
- Rallus pectoralis brachipus
タスマニア島に分布する。
- Rallus pectoralis muelleri
オークランド諸島のアダムス島に分布する。別種として扱う説もある。