七面坂心中
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『七面坂心中』(しちめんざかしんじゅう)は、日本の小説家、水沫流人のデビュー作。
概要
[編集]第1回『幽』怪談文学賞で長編部門優秀賞を受賞。2007年5月16日、同名の単行本としてメディアファクトリーから刊行[1]。
ストーリー
[編集]新宿の風俗店でチラシ配りをしている済は、谷中の墓地で和服姿の美しい女性に出会う。かつてその場所では心中事件があったのだという。ある日、居酒屋で出会った男から、“のぞき”の技を伝授され――。
登場人物
[編集]- 済(わたる)
- 風俗店でチラシ配りのアルバイトをしている失業者。事務機器メーカーで働いていたが、リストラされる。
- 井出
- チラシ配りを5年間続けているという40代の男。
- カッちゃん
- 本名は香津子。ホテトル嬢をしながら女優をしている。痩せぎすで身長は170 センチ近く。普段は眼鏡をしている。
脚注
[編集]- ^ 『七面坂心中』幽BOOKS(メディアファクトリー、2007年5月16日初版。ISBN 978-4840118545)