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スペックガゼル

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スペックガゼル
スペックガゼル
スペックガゼル Gazella spekei
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ウシ目 Artiodactyla
亜目 : ウシ亜目 Ruminantia
: ウシ科 Bovidae
亜科 : アンテロープ亜科 Antilopinae
: ブラックバック族 Antilopini
: ガゼル属 Gazella
亜属 : ガゼル亜属 Gazella
: スペックガゼル G. spekei
学名
Gazella spekei Blyth, 1863
和名
スペックガゼル
英名
Speke's gazelle

スペックガゼルGazella spekei)は、ウシ科ガゼル属に分類される偶蹄類

分布

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ソマリア北部および中部[1][2]

形態

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体長95-115cm。[1][2]尾長15-20cm。[1][2]肩高50-60cm。[1][2]体重15-25kg。[1][2]全身は約5cmのやや長い体毛で被われる。[1][2]背面は淡灰褐色[2]、腹面は白い。[1]体側面に黒褐色の筋模様が入る。[1][2]顔の中心は灰褐色で、眼の周囲や鼻腔後部には黒い斑紋が入る。[1][2]

雌雄共に扁平で、15-20個の環状隆起がある角が生える。[1][2]角長15-30cm。[1][2]耳介は細長く、後部が灰褐色がかった白い体毛で被われる。[1][2]鼻面には膨らますことができる瘤がある。[1][2]

オスは角が太くて長く(角長25-30cm)、環状の隆起がより明瞭。[2]メスは大腿部に暗色の帯模様が入る。[1]

生態

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標高2,000m以下にある半砂漠地帯や藪地、ステップなどに生息する。[1][2]1頭のオスと複数頭のメスからなる5-10頭の群れを形成し生活する。[1][2]危険を感じると鼻の瘤を膨らませ大きな音を出す。[1][2]

食性は植物食で、主にや木の葉を食べる。[2]

繁殖形態は胎生。妊娠期間は7か月。[2]1回に1頭の幼獣を産む。[2]生後1年6か月で性成熟する。[2]

人間との関係

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狩猟、家畜との競合などにより生息数が減少しているうえに、内戦による絶滅が懸念されている。[2]また旱魃によっても生息数が減少している。[2]エチオピア東部では確実な発見例が1件あるが、現在も分布しているかは不明。[2]

関連項目

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参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 今泉吉典監修 『世界の動物 分類と飼育7 (偶蹄目III)』、東京動物園協会、1988年、82-83頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ6 アフリカ』、講談社2000年、59、163-164頁。
  • 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科4 大型草食獣』、平凡社1986年、141頁。

外部リンク

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