森与志男
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森与志男(もり よしお、1930年12月5日- 2015年3月8日[1])は、日本の小説家である。
東京に生まれる。戦時中は福島に疎開し、そこの機関庫に勤務していた。戦後東京に戻り、早稲田大学に学ぶ。卒業後、都立高校に英語教師として勤務するかたわら、小説を書き始める。教師生活に取材した、社会の底辺に置かれて苦しむ青年たちの姿を描いた、作品集『荒地の旅』(新日本出版社、1978年)で注目を浴びる。その後も教育問題に取材した作品を多く書き、戦時中に教師として生きる女性を描いた『炎の暦』で第20回の多喜二・百合子賞を受賞した(1988年)。ほかにみずからの青春期を描いた『時の谷間』『戦後の風』や、戦時下の教育を描く『炎の暦』の続編『河は流れる』、2000年代はじめの学校における国旗国歌の強制に取材した『普通の人』などの作品がある。
日本民主主義文学会に所属し、1999年から2007年にかけて会長の任にあたっていた。
注
- ^ 『しんぶん赤旗』2015年3月12日付
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