2価
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化学において2価(英語:divalentあるいはbivalent)[1]とは、元素やイオン、官能基や分子の原子価が2であることを意味する。原子価は原子から出ている共有結合、極性共有結合、イオン結合などの化学結合の数を表している。
例
[編集]- カルシウムや硫黄などは2価の元素である。カルシウムはイオン結合、硫黄はH2Sのような共有結合や、Na2Sのようなイオン結合を作ることができる。
- 2価の陰イオンの電荷は−2である。これに当てはまるものはS2−やSO42−などがある。
- 2価の陽イオンの電荷は+2である。これに当てはまるものはFe2+やCa2+、Hg22+などがある。
- 2価の官能基にはイミノ基(=NH)やカルボニル基(=O)などがある。
水の硬度
[編集]→詳細は「硬度 (水)」を参照
2価の陽イオンであるCa2+やMg2+によって水の硬度が大きくなると、水垢ができやすくなるなどの影響が出る[2]。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ radicals means the charge having 2 types of charge.html Explanation on numerical prefixes
- ^ World Health Organization Hardness in Drinking-Water, 2003