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1,1,1,2-テトラクロロエタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
1,1,1,2-テトラクロロエタン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。
1,1,1,2-テトラクロロエタン
一般情報
IUPAC名 1,1,1,2-tetrachloroethane
分子式 C2H2Cl4
分子量 167.85
形状
CAS登録番号 630-20-6
SMILES ClCC(Cl)(Cl)Cl
性質
密度 1.553 g/cm3, 液体
融点 -68 °C
沸点 129 °C
屈折率 1.4821

1,1,1,2-テトラクロロエタン (: tetrachloroethane)は、化学式C2H2Cl4で表される有機塩素化合物

解説

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テトラクロロエタンには1,1,1,2-テトラクロロエタンの他に、塩素の結合位置が異なる1,1,2,2-テトラクロロエタンが存在する。

1,1,1,2-テトラクロロエタンは、エチンと塩素の2段階の付加反応 (ジクロロエテン経由) によるが、主生成物は 1,1,2,2-テトラクロロエタン。

1,1,2-トリクロロエタンを塩素化することで、直接生成できる

脚注

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参考文献

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  • E. N. Culubret, M. Luz, R. Amils, J. L. Sanz: Biodegradation of 1,1,1,2-tetrachloroethane under methanogenic conditions. In: Water Science and Technology: A Journal of the International Association on Water Pollution Research. Band 44, Nr. 4, 2001, S. 117–122, PMID 11575074. 

外部リンク

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