間質性膀胱炎

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間質性膀胱炎(かんしつせいぼうこうえん)は、未だに原因不明の膀胱刺激症状を伴う病気である。 原因が不明であるために、診断基準を設けて診断するのが基本である。

診断基準[編集]

必須項目

  1. 点状出血またはハンナー潰瘍の存在
  2. 膀胱部痛または尿意切迫時に伴う痛み

除外項目

  1. 膀胱容量350ml以上
  2. 膀胱容量が150mlに達するまでに尿意がないもの
  3. 不安定膀胱
  4. 症状が9ヶ月未満
  5. 夜間頻尿の欠如
  6. 抗生剤抗コリン剤消炎鎮痛剤にて症状が消失するもの
  7. 排尿回数が8回未満(1日)
  8. 3ヶ月以内に細菌性膀胱炎または細菌性前立腺炎に罹患
  9. 下部尿路結石
  10. 活動性の性器ヘルペス
  11. 子宮、子宮頚部、膣、尿道の悪性腫瘍
  12. 尿道憩室
  13. 薬剤性膀胱炎
  14. 結核性膀胱炎
  15. 放射線性膀胱炎
  16. 膀胱腫瘍
  17. 膣炎
  18. 年齢が18歳未満

疫学[編集]

アメリカでは人口10万人に10人、女性10万人に18人の罹患率である。日本では泌尿器科患者10万人に1.2人、女性泌尿器科患者10万人に4.5人である。患者総数では、アメリカ70万人~100万人、日本20万人~40万人と推定される。

検査[編集]

細かい診断基準から間質性膀胱炎を確定診断するため、下記の検査が必要になる。

  1. 尿検査(細菌性膀胱炎を除外するため)
  2. 超音波エコー検査(膀胱腫瘍や尿路結石を除外するため)
  3. 尿流量測定ウロフロメトリー検査(神経因性膀胱や前立腺肥大症などの排尿障害を除外するため)
  4. 残尿量測定検査(排尿障害を除外するため)
  5. 膀胱鏡検査(点状出血やハンナー潰瘍の確認のため)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]