葛飾北雅

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葛飾 北雅(かつしか ほくが、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴[編集]

富川房信及び葛飾北斎の門人。本姓は山寺、名は妙之助、後に信之。葛飾の画姓を称し、江戸の牛込田窪に住む。初めは富川房信について絵を学び、二代富川吟雪と称したという。作画期は文化から天保にかけてで、刊行年は不明であるが狂歌本2種の挿絵や肉筆画などを残している。文政7年(1824年)からは花菱斎と号した。

作品[編集]

  • 『狂歌佐々那美』一冊 ※便々館湖静編、岳亭春信も挿絵を描く。
  • 『狂歌列仙画像集 続編』一冊 ※五車亭亀山編、北雅挿絵
  • 大黒と大根」 錦絵 ボストン美術館所蔵
  • 菊慈童」 摺物 ボストン美術館所蔵
  • 蝦蟇仙人」 摺物 ボストン美術館所蔵
  • 糸瓜に蝉」 紙本着色 ボストン美術館所蔵 ※「北雅」の落款、「北」・「雅」の白文方連印あり
  • 「桟橋美人図」 絹本着色 萬野美術館旧蔵 ※「花菱斎北雅」の落款と「北」・「雅」の朱文方印、「いよの舟 一艘いつか柳はし むかふ島まて やとひこし元 蜀山人」の画賛あり
  • 「笠子に烏賊図」 紙本着色 大英博物館所蔵

参考文献[編集]

  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
  • 小林忠編 『肉筆浮世絵大観(7) 萬野美術館』 講談社、1996年
  • アン・ニシムラ・モース、辻惟雄編 『ボストン美術館日本美術調査図録 第2次調査』(全2冊) 講談社、2003年