聖マタイと天使 (サヴォルド)

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『聖マタイと天使』
イタリア語: San Matteo e l'angelo
英語: Saint Matthew and the Angel
作者ジローラモ・サヴォルド
製作年1530年から1535年頃
種類カンヴァス上に油彩
寸法124,5 cm × 93,3 cm (490 in × 367 in)
所蔵メトロポリタン美術館ニューヨーク

聖マタイと天使』(せいマタイとてんし、伊:San Matteo e l'angelo)は、イタリア盛期ルネサンスの画家、ジローラモ・サヴォルドによる、1530年から1535年頃のカンヴァス上の油彩画である。現在、ニューヨークメトロポリタン美術館に所蔵されている。作品は、若いカラヴァッジョに大きな影響を与えた[1]

もともとは個人的な「ストゥディオーロ(小さな書斎)」、またはミラノのゼッカ(造幣局)のために制作されたもので、サヴォルドの最も有名な夜景図の1つである。 X線写真は、右半分に女性の下絵があることを示している[2]

伝統的な図像的象徴である天使に霊感を受け、聖マタイが自身の福音書を執筆しているところが表されている。背景には聖マタイの生涯に関する2つの場面が描かれている。右側では、聖マタイはエチオピアの女王の宮廷で歓迎されている。一方、左側の場面は不明瞭である。画中に見られる様々な光源は、ヴァザーリが「火のある何点かの夜景図」と描写した、サヴォルドによる1534年制作の絵画のうちの1点であることを示唆している[3]

脚注[編集]

  1. ^ Catalogue entry”. 2021年9月13日閲覧。
  2. ^ (イタリア語) Pierluigi De Vecchi and Elda Cerchiari, I tempi dell'arte, volume 2, Bompiani, Milano 1999. ISBN 88-451-7212-0
  3. ^ https://www.metmuseum.org/art/collection/search/437630?searchField=All&sortBy=Relevance&ft=savoldo&offset=0&rpp=20&pos=1メトロポリタン美術館のサイト 2021年9月13日閲覧