羽川藤永
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羽川 藤永(はねがわ とうえい、生没年不詳)とは、江戸時代の浮世絵師。
来歴
[編集]師系・経歴不明。羽川を名乗ることから羽川珍重の門人ともいわれるが、珍重と藤永は同一人であるとの見方もあり定かではない。渓斎英泉編『無名翁随筆』の羽川珍重の項によれば、江戸谷中の感応寺(現在の天王寺)の天井に「羽川藤永」と記された「竜王人」の図があった(現存しないという)。現在「羽川藤永」の作として知られるのは朝鮮通信使を題材とした絵だけである。作画期は元文から寛延の頃にかけてとされる。
作品
[編集]- 「浮絵朝鮮人の図」 ※寛延2年(1749年)
- 「朝鮮人浮絵」 横大々版墨刷筆彩 東京国立博物館所蔵 ※無款、延享 - 寛延年間
- 「朝鮮通信使来朝図」 紙本着色、神戸市立博物館所蔵 ※延享 - 寛延年間
- 「朝鮮通信使行列図」 紙本着色
参考文献
[編集]- 樋口弘編 『初期浮世絵解説』 味燈書屋、1977年 ※89 - 90頁
- 渓斎英泉編 『無名翁随筆』〈『燕石十種』第三巻〉 中央公論社、1979年
- 国際浮世絵学会編 『浮世絵大事典』 東京堂出版、2008年 ISBN 978-4-4901-0720-3 ※403頁