第三次サン・イルデフォンソ条約

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

第三次サン・イルデフォンソ条約(だいさんじサン・イルデフォンソじょうやく、: Troisième traité de San Ildefonso, 西: Tercer tratado de San Ildefonso)は、フランス統領政府スペイン王国の間で締結した条約。この条約により、第二次サン・イルデフォンソ条約の内容が再確認されるとともに、フランスがスペインからルイジアナを取り返した。

1800年10月1日、フランス代表ルイ=アレクサンドル・ベルティエとスペイン代表マリアーノ・ルイス・デ・ウルキホの間で成立した。条約の名前は、スペインのラ・グランハ・デ・サン・イルデフォンソ宮殿で締結されたことによる。

内容[編集]

条約の内容は下記である[1]

  • フランスはブルボン=パルマ家の公子ルドヴィーコを王に仕立てるための領地を用意する。領地の場所はこの条約では決められなかったが、トスカーナとする討議がされた。
  • ルドヴィーコが即位した1か月後、スペインはフランスに74門艦を6隻譲渡する。
  • ルドヴィーコが即位した6か月後、スペインはフランスにルイジアナを返還する。

この条約は秘密条約であった。スペイン王カルロス4世お気に入りのマヌエル・デ・ゴドイですら、裁可から1か月間知らされなかった[2]

ウルキホは1800年末に宰相の位をゴドイに奪われるが、リュネヴィルの和約でフランスがトスカーナ大公国を得たためルドヴィーコ即位の目途が立ち、交渉が再開された。その結果、アランフエス条約が締結された。

脚注[編集]

  1. ^ Tratado de San Ildefonso de 1800(スペイン語)
  2. ^ (スペイン語)Manuel Godoy: Memorias del príncipe de la paz, pag. 14-63, (1836).

関連項目[編集]