生殺与奪の権利

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生殺与奪の権利(せいさつよだつのけんり)とは、他人に対して「生かす」か「殺す」かを選択できる権利のこと。俗に「相殺(そうさい)」と同様「せいさいよだつ」と読むという説もある。

概説[編集]

国王統治者臣民奴隷に対し、罰則懲戒として裁判などを経ずに死刑を実施する様子や、その権利を掌握している影響力のこと。通常は、権力を掌握したものに同調する側近などがいる。

生殺与奪の権利を掌握するということは、特定の人物職業上もしくは活動上の人生を成功もしくは失敗させる強い影響力を掌握していることを意味する。具体的には、特定の人物を自分の形式的もしくは実質的な支配下に置く事により、その特定の人物の将来の人生に対して強烈な影響力を及ぼす。また、生殺与奪の権利を掌握されるということは、自分自身の将来の人生が、自分自身の自己実現に向けた努力よりもある特定の人物の意図的な意向から強い影響力を受けることを意味する[1]

また、歴史的には文字通り生物学的な生殺まで掌握することがあった。たとえば西晋の大貴族石崇は来客があると美人の召使を勧めさせ、客が飲まなければ召使を斬ったという(しかもこの話は当時「贅沢」として認識されていた。興膳宏編「六朝詩人群像」大修館書店、P61)。

最近では、マスコミ社会的にこの権利を持っているという話もある[2]

参考項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 御輿久美子『アカデミック・ハラスメント環境評価基準の策定とそれを用いた点検評価方法の確立』日本学術振興会 平成19~21年度科学研究費補助金(基盤研究C)による研究
  2. ^ マスメディアが政治家の「生殺与奪権」を握っていた時代からの、明確な変化と深化(HUFFPOSTブログ)