狭山金型製作所
株式会社狭山金型製作所（さやまかながたせいさくしょ）は、埼玉県入間市に本社を置く、精密プラスチック金型及び成型品を設計・製造する会社である。
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場 |
| 本社所在地 |
 日本〒358-8515 埼玉県入間市宮寺756-4 |
| 設立 | 1971年4月26日 |
| 業種 | その他製品 |
| 事業内容 |
成形用金型の設計・製作 |
| 代表者 |
代表取締役会長 大場治 代表取締役社長 大場総一郎 |
| 外部リンク | http://www.sayama-kanagata.co.jp/ |
概要[編集]
端子を差し込むスリットの間隔が0.08ミリメートルである世界最小の小型コネクター、外径0.24ミリメートルのプラスチック製注射針の開発など、1千分の1ミリ単位の精度の超精密加工を得意とするプラスチック金型製造業者である[1][2]。超精密加工を実現するため、幹線道路から離れた静かな環境に工場を置いている[3]。
入間市近隣の中小企業5社からなる「チーム入間」を結成したほか、精密な加工技術に強みを持つ全国の中小企業の団体である「微細加工工業会」の発足に携わるなど、他企業との共同受注、情報発信体制を整備して事業を展開していることも特色である[4][5]。
沿革[編集]
1964年に創業し、1971年4月に法人を設立した。1987年に現会長の大場治が事業承継したのち、微細加工に特化する方針を固め、2001年に現工場を開設した[3]。
2009 年に入曽精密、テラダイ、東成エレクトロビーム、松下製作所と「チーム入間」を結成し、超小型のギアボックスの試作などによる共同営業・共同受注体制を整備した[6]。2018年にはキャステム、hakkaiなどと「微細加工工業会」を設立し、米国の展示会への共同出展を含む情報発信活動等を開始した[7][8]。
5年間の準備期間を経て、2023年に現社長の大場総一郎に事業承継した[9]。
脚注[編集]
- ^ “狭山金型製作所、超小型のコネクター開発 携帯など向け”. 日本経済新聞 (2011年7月16日). 2023年8月26日閲覧。
- ^ “痛みを軽減できる「樹脂製注射針」量産へ、微細加工技術を応用 ニュースイッチ by 日刊工業新聞社”. ニュースイッチ by 日刊工業新聞社. 2023年8月26日閲覧。
- ^ a b “トトロの森近く、金型工場が見つめる「中国の半歩先」：朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2021年6月6日). 2023年8月26日閲覧。
- ^ “全国の中小微細加工業がタッグ 世界で共同受注”. 日本経済新聞 (2018年10月14日). 2023年8月26日閲覧。
- ^ “返済猶予の間に中小企業を救うには（3）”. Wedge ONLINE(ウェッジ・オンライン) (2009年11月26日). 2023年8月26日閲覧。
- ^ “2013年4月9日放送 手を組んで生き残れ！～中小企業サバイバル 新時代～｜ガイアの夜明け : テレビ東京”. 日経スペシャル ガイアの夜明け｜テレビ東京. 2023年8月26日閲覧。
- ^ “中小企業で「分業」復活 町工場など長所持ち寄る”. 日本経済新聞 (2020年2月28日). 2023年8月26日閲覧。
- ^ “「微細加工工業会」が11月活動開始 新事業創出目指す”. 日本経済新聞 (2018年10月22日). 2023年8月26日閲覧。
- ^ sankisinbun (2022年1月24日). “【特集】日本の金型業界に必要な4つの課題 -事業承継-”. 金型しんぶんONLINE｜金型新聞社. 2023年8月26日閲覧。