犬を飼う

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犬を飼う』(いぬをかう)は、谷口ジロー漫画作品である。作者自身の体験をもとにした作品で、子どものない夫婦と愛犬との心の交流を、愛犬が死ぬ数日間を中心に情感細やかに描き上げている。ビッグコミック1991年6月25日号に掲載され、1992年に第37回小学館漫画賞審査員特別賞を受賞した。 のちに動物と主人公との心のふれあいを描いた作品と一緒に、同名の単行本としてまとめられた。

物語[編集]

「私」と妻は、14年間タムという愛犬と暮らしてきた。老衰で寝たきりになったタムを、私と妻は最後まで見取ろうと決心する。小便を垂れ流し、点滴栄養剤が皮下に漏れ出すようになっても、タムはがんばって生き続けた。

単行本としての「犬を飼う」所載作品[編集]

前述のように「犬を飼う」は同名の単行本に所載されている。他の作品も「犬を飼う」と同様に主人公と動物との心のふれあいを描いた作品である。

  • 犬を飼う
  • そして…猫を飼う (ビッグコミック1991年12月25日号掲載)
    愛犬タムを失って1年後、妻がメスの大きなペルシャネコをもらってきた。前の飼い主に虐められていたらしいその猫は、私たち家族を警戒している。しかも彼女は妊娠していた。
  • 庭のながめ (ビッグコミック1992年4月10日号掲載)
    ボロと名付けられたペルシャネコはぶじに3匹の子ネコを出産する。子ネコたちは里親にもらわれていくことになったが、最初の子ネコがいなくなると、ボロが必死に子ネコを探し始める。
  • 三人の日々 (ビッグコミック1992年9月25日号掲載)
    夏の終わり頃、高崎で暮らしているはずの妻の姉の一人娘が、いきなり私たちの家にやってきた。母親の再婚話を気にして家出してきたのではないかという……。
  • 約束の地 (ビッグコミック1992年7月25日号掲載)
    豊穣の女神・アンナプルナの登頂に挑戦し、一度は敗退して登山をあきらめながらも、再び夢を追いアンナプルナ登頂を果たす男の物語。男を導くようにユキヒョウの姿が現れる。

単行本[編集]

※いずれも内容は同じ。