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'''感動詞'''(かんどうし / 英: interjection) とは、感動、応答、呼び掛けを表す。[[大和言葉]]においてはかつて「なげきことば」と呼ばれていた<ref>森田真吾「明治期文法教育における『口語』の受容過程」『人文科教育研究』25 123ページ目 1998年</ref>。[[主語]]、[[述語]]、[[修飾語]]になることも他の語に修飾されることもない。'''間投詞'''(かんとうし)、'''感嘆詞'''(かんたんし)、'''嘆詞'''(たんし)とも言う。[[口語]]においては頻繁に用いられるが、[[文語]]において用いられることは少ない。 |
'''感動詞'''(かんどうし / 英: interjection) とは、感動、応答、呼び掛けを表す。[[大和言葉]]においてはかつて「なげきことば」と呼ばれていた<ref>森田真吾「明治期文法教育における『口語』の受容過程」『人文科教育研究』25 123ページ目 1998年</ref>。[[主語]]、[[述語]]、[[修飾語]]になることも他の語に修飾されることもない。'''間投詞'''(かんとうし)、'''感嘆詞'''(かんたんし)、'''嘆詞'''(たんし)とも言う。[[口語]]においては頻繁に用いられるが、[[文語]]において用いられることは少ない。 |
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== 日本語 == |
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[[活用]]がなく、[[自立語]]である。 |
[[活用]]がなく、[[自立語]]である。 |
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! !!はたらき!! colspan="2" |そうとうすることば |
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|rowspan="2"|感動||rowspan="2"| 話し手の感動を表す。||口語||「ああ」「まあ」など{{sfn|永山勇|2010|p=165}}。 |
|rowspan="2"|感動||rowspan="2"| 話し手の感動を表す。||口語||「ああ」「まあ」など{{sfn|永山勇|2010|p=165}}。 |
2020年9月22日 (火) 00:33時点における版
感動詞(かんどうし / 英: interjection) とは、感動、応答、呼び掛けを表す。大和言葉においてはかつて「なげきことば」と呼ばれていた[1]。主語、述語、修飾語になることも他の語に修飾されることもない。間投詞(かんとうし)、感嘆詞(かんたんし)、嘆詞(たんし)とも言う。口語においては頻繁に用いられるが、文語において用いられることは少ない。
はたらき | そうとうすることば | ||
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感動 | 話し手の感動を表す。 | 口語 | 「ああ」「まあ」など[2]。 |
文語 | 「ああ」「あっぱれ」「あはれ」「あな」など[2]。 | ||
呼び掛け | 相手に呼びかける。 | 口語 | 「もしもし」「ちょっと」など。 |
文語 | 「いかに」「いざ」「やあやあ」など[3]。 | ||
応答 | 相手に応答する。 | 口語 | 「はい」「いいえ」「うん」など[4]。 |
文語 | 「いな」「おうおう」など[4]。 | ||
挨拶 | 相手に挨拶する。 | 口語 | 「おはよう」「こんにちは」「さようなら」など。 |
掛け声 | 話し手や相手に呼びかけて、調子をとったり、勢いをつけたりする。 | 口語 | 「えい」「よいしょ」「それっ」など。 |
英語
- ah(ああ)
- aha(なるほど)
- eh(そうだろう?、~だよな?)
- er(あの-)
- hmm(うーん)
- oh(おお)
- uh(えー、あのー)
- wow (うあー、わお)
- well(えーと、まあ)
中国語
- 啊 a ㄚ˙ (返事や頷いた際の「ああ」や、驚いた際の「あっ」)
- 嗯 en ㄣ˙ (頷いた際の「うん」、考えている時や悩んでいる際の「ん…」。三点リーダと併用することもある)
- 喂 wéi ㄨㄟˊ (電話応対の決まり文句「もしもし」)
- 哎呀 aiya ㄞˋㄧㄚ˙ (驚いた時の言葉「あらま」)
- 噢 o ㄛ˙ (驚いた際の「おお」など)
朝鮮語
- 아이고 aigo (感極まった時、溜め息をつく時の言葉)
脚注
参考文献
- 永山勇『国文法の基礎』(改訂2版)洛陽社、2010年7月30日。ISBN 978-4-8442-0026-0。