「ジャズ・シンガー」の版間の差分
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『'''ジャズ・シンガー'''』(''The Jazz Singer'')は、[[1927年]][[10月6日]]に[[アメリカ合衆国]]の[[ワーナー・ブラザー |
『'''ジャズ・シンガー'''』(''The Jazz Singer'')は、[[1927年]][[10月6日]]に[[アメリカ合衆国]]の[[ワーナー・ブラザース]]が公開し、[[ヴァイタフォン]]方式による音声付きの[[映画]]。やや不正確な表現であるが、しばしば「世界初」の[[トーキー]]として言及されることがある。 |
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「Wait a minute, wait a minute. You ain't heard nothin' yet! (「待ってくれ、お楽しみはこれからだ!」 直訳では「―君はまだ何も聴いてないんだぜ」)」というセリフが有名である<ref>これをタイトルにして[[和田誠]]は映画の名ゼリフを集めた『お楽しみはこれからだ Part 1-7』[[文藝春秋]]など を出版している。</ref>。2005年6月に発表された「[[アメリカ映画の名セリフベスト100]]」ではこのセリフが第71位にランクインしている。映画全編を通してのトーキーではなく、部分的なトーキー(パートトーキー)だったが、驚異的な興行収入を記録し、トーキーの時代の幕開きとなった。[[第1回アカデミー賞]]で[[アカデミー脚色賞|脚色賞]]部門でノミネートされた。 |
「Wait a minute, wait a minute. You ain't heard nothin' yet! (「待ってくれ、お楽しみはこれからだ!」 直訳では「―君はまだ何も聴いてないんだぜ」)」というセリフが有名である<ref>これをタイトルにして[[和田誠]]は映画の名ゼリフを集めた『お楽しみはこれからだ Part 1-7』[[文藝春秋]]など を出版している。</ref>。2005年6月に発表された「[[アメリカ映画の名セリフベスト100]]」ではこのセリフが第71位にランクインしている。映画全編を通してのトーキーではなく、部分的なトーキー(パートトーキー)だったが、驚異的な興行収入を記録し、トーキーの時代の幕開きとなった。[[第1回アカデミー賞]]で[[アカデミー脚色賞|脚色賞]]部門でノミネートされた。 |
2016年12月1日 (木) 13:24時点における版
ジャズ・シンガー | |
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The Jazz Singer | |
映画のポスター | |
監督 | アラン・クロスランド |
脚本 | アルフレッド・A・コーン |
原作 | サムソン・ラファエルソン |
出演者 | アル・ジョルソン |
音楽 | ルイス・シルヴァース |
撮影 | ハル・モーア |
編集 | ハロルド・マッコード |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 |
1927年10月6日 1930年8月21日 |
上映時間 | 88分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $422,000 |
『ジャズ・シンガー』(The Jazz Singer)は、1927年10月6日にアメリカ合衆国のワーナー・ブラザースが公開し、ヴァイタフォン方式による音声付きの映画。やや不正確な表現であるが、しばしば「世界初」のトーキーとして言及されることがある。
「Wait a minute, wait a minute. You ain't heard nothin' yet! (「待ってくれ、お楽しみはこれからだ!」 直訳では「―君はまだ何も聴いてないんだぜ」)」というセリフが有名である[1]。2005年6月に発表された「アメリカ映画の名セリフベスト100」ではこのセリフが第71位にランクインしている。映画全編を通してのトーキーではなく、部分的なトーキー(パートトーキー)だったが、驚異的な興行収入を記録し、トーキーの時代の幕開きとなった。第1回アカデミー賞で脚色賞部門でノミネートされた。
ストーリー
ユダヤ人の少年ジョン・ラーヴィノヴィッツは或る酒場で俗的な歌を歌っていたのをユダヤ教司祭長で厳格な父に見つかり勘当されてしまう。数年後。ジャック・ロビンと言うアメリカ人の名前を名乗ったラーヴィノヴィッツは長年の夢であったジャズシンガーになり人気を博していた。舞台女優メアリーと恋仲になったラーヴィノヴィッツは彼女の手助けで大舞台で歌う事になったが、その前日、母が訪ねて来る。ラーヴィノヴィッツが歌う日はちょうどユダヤ人にとって聖なる日(ヨム・キプル)であり、ユダヤ人達が父の経営する教会に集まり讃美歌を歌う日であった。ところが父が病気で倒れてしまったのだった。母がラーヴィノヴィッツを訪ねて来たのは彼に、父の代わりに讃美歌(en)を歌ってもらう様頼む為だった。メアリーは「ラーヴィノヴィッツはもう立派なジャズ歌手であり自立した大人。そんな彼に親の都合を勝手に押し付け、大舞台をフイにして良いのか」と抗議する。しかし彼は敢えて教会で讃美歌を歌う事を選ぶ。
メアリーの「ジャズシンガーが賛美歌を歌っている」と言う嘆きの声を傍らに、ラーヴィノヴィッツは立派に父の代役を果たすのだった。病床の父はそんな息子の歌声を聴きながら息を引き取るのだった。数か月後。改めて大舞台で歌う事になったラーヴィノヴィッツは顔に墨を塗り、黒人に扮しながらメアリー、母の前で「マイ・マミー」を熱唱する。母はそんな息子の姿を、涙を流しながら見守るのだった。
キャスト
おもな劇中歌
脚注
関連項目
- ジョルスン物語
- 映画史
- ヴァイタフォン
- 農園シーンでの歌 - この映画以前にジョルスンが出演したヴァイタフォン方式の短編映画
- ドン・ファン (1926年の映画) - ヴァイタフォン方式による最初の長編映画、ただし、音は音楽のみで台詞は録音されなかった
- ジャズ・シンガー (1952年の映画) - この映画のリメイク作品
- ジャズ・シンガー (1980年の映画) - この映画のリメイク作品
- ヨッセル・ローゼンブラット - この映画の主人公の父親の歌唱シーンを吹き替えたカンター(ハッザーン)
外部リンク
- ジャズ・シンガー - allcinema
- ジャズ・シンガー - KINENOTE
- The Jazz Singer - オールムービー(英語)
- The Jazz Singer - IMDb(英語)