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2012年7月24日 (火) 10:54時点における版
王 世貞(おう せいてい、1526年 - 1590年)は、中国・明の学者、政治家。字は元美、号は弇州山人(えんしゅうさんじん)。南直隸太倉(江蘇省)出身。官は刑部尚書に至った。
業績
書法・書論をよくし、特に評論家として有名である。万暦年間前半の20年、文壇に君臨し、文は前漢、詩は盛唐を貴んだ。著に題跋として『弇州山人題跋』・『弇州書画題跋』、書論として『古今法書苑』(漢から明に至る書学関連文献の集大成)・『弇州山人四部稿』174巻(四部とは賦・詩・文・説の4目)・同『続稿』207巻(賦・詩・文の三部)・『芸苑巵言』(古今の書についての見解を述べたもの)など多数ある[1][2][3][4]。
脚註
出典・参考文献
- 鈴木洋保 「書論の歴史」(角井博監修『〔決定版〕中国書道史』芸術新聞社、2009年1月)ISBN 978-4-87586-165-2
- 比田井南谷 『中国書道史事典』普及版(天来書院、2008年8月)ISBN 978-4-88715-207-6
- 西川寧編 「書道辞典」(『書道講座 第8巻』 二玄社、1969年7月)