遺伝子導入

遺伝子導入（transgenesis）は外来遺伝子を生物に導入する過程を指す。
外来遺伝子の導入によって、その生物の形質が変わり、新たな能力を獲得する場合もある。

遺伝子導入を促進する生物学的、化学的または物理的手法があり、細胞株、初代培養系や動物への遺伝子導入に利用されている。生物学的手法にはウイルスを用いた方法が広く行われいる。化学的方法にはリポフェクション法やポリマーやペプチドを使用する方法等がある。物理的手法には電気穿孔法やパーティクル・ガン法や超音波を使用する方法（sonoporation）等がある。
また遺伝子導入が一過的なものかゲノム内に組み込む安定的なものかの方法の違いがあり、トランスポゾンを用いてゲノムに挿入方法やリコンビナーゼを用いて特定のゲノムの位置に挿入する方法がある。